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緊張型頭痛の表記統一
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'''緊張性頭痛''' (きんちょうせいずつう,tension headache,tension-type headache),'''緊張型頭痛'''は、最も一般的な[[頭痛]]のタイプである。痛みは首・後頭部・眼・体のその他の筋肉に広がっている。緊張性頭痛は頭痛のタイプの約90%を占めている。人口の約3%は慢性的緊張性頭痛を持っている。<ref>Rasmussen BK, Jensen R, Schroll M, Olesen J. Epidemiology of headache in a general population--a prevalence study. J Clin Epidemiol. 1991;44(11):1147-57.</ref>
 
== 徴候と症状 ==
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別の説では、脳幹に位置する痛みのフィルタの誤動作によって引き起こされる可能性がある。
これは脳が情報を間違って解釈しているもので、側頭筋や他の筋肉などの信号を痛みとして解釈しているものである。神経伝達物質の1つである[[セロトニン]]がおそらく関与している。
この理論の証拠は、慢性緊張頭痛が[[アミトリプチリン]]など特定の抗うつ薬で治療することができるという事実から来ている。
しかしながら、慢性緊張頭痛におけるアミトリプチリンの鎮痛効果は、セロトニン再取り込み阻害にのみ起因するものではなく、おそらく他のメカニズムが関与している。
最近の[[窒素酸化物]]メカニズムの研究では、窒素酸化物がCTTHの病態生理に重要な役割を果たしていることは示唆していなかった。<ref>Ashina M, Lassen LH, Bendtsen L, Jensen R, Olesen J. Effect of inhibition of nitric oxide synthase on chronic tension-type headache: a randomized crossover trial. Lancet. 1999 Jan 23;353:287-9</ref>
痛覚経路は、一酸化窒素シンターゼと窒素酸化物生成の活性化に関連しているかもしれない。
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[[バイオフィードバック]]技法にも役立つことがある。<ref>{{cite journal |author=Nestoriuc Y, Rief W, Martin A |title=Meta-analysis of biofeedback for tension-type headache: efficacy, specificity, and treatment moderators |journal=J Consult Clin Psychol |volume=76 |issue=3 |pages=379?96 |year=2008 |month=June |pmid=18540732 |doi=10.1037/0022-006X.76.3.379 |url=}}</ref><ref name="pmid18471128">{{cite journal |author=Rains JC |title=Change mechanisms in EMG biofeedback training: cognitive changes underlying improvements in tension headache |journal=Headache |volume=48 |issue=5 |pages=735?6; discussion 736?7 |year=2008 |month=May |pmid=18471128 |doi=10.1111/j.1526-4610.2008.01119_1.x |url=}}</ref>
 
結果はさまざまであるが、ボツリヌス毒素も緊張頭痛を持つ人に試されている。
 
[[ベンゾジアゼピン]]は、英国医薬品再評価委員会が[[ベンゾジアゼピン依存症|不適用]]としている。