「ゴメル (ホセアの妻)」の版間の差分

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[[ファイル:Hosea and Gomer.jpg|thumb|ホセアとゴメル(1372年)。]]
'''ゴメル'''(Gomer)は、[[旧約聖書]][[ホセア書]]に登場する女性で[[ディブラム]]の娘、のちに[[預言者]][[ホセア (預言者)|ホセア]]の妻になった。名前は何を意味しているか不明確である。
 
預言者[[ホセア (預言者)|ホセア]]は神の命令によって姦淫の女であるゴメルと結婚した。そして、第1子イズレエルを生んだ。そして、第2子ロ・ハルマ([[ヘブライ語]]:彼女はあわれみを受けないで)を生んだ。そして、第3子ロ・アミを生んだ。しかし、ゴメルはホセアや子供達を捨てて愛人の下に行ってしまった<ref>[[ホセア書]]2章1節</ref>。妻の背信によって失意のどん底にあったホセアは、神の愛と命令に励まされて裏切りの妻ゴメルを大麦1[[ホメル]]半で買い取った<ref>ホセア書3章2節</ref>。
 
==伝統的解釈==
[[鈴木昌 (牧師)|鈴木昌]]の伝統的な解釈によると、不品行の女と知りつつ結婚したホセアは妻ゴメルに裏切られ、彼女は他の男のもとに走り、ついには奴隷になってしまった。神の命令を受けて、ホセアはゴメルを買い戻したという、文字通りの解釈を提示している<ref>鈴木昌ホセア書』「」『新聖書注解(旧約4)」4)』473項</ref>。
 
==解釈==
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事実説を採用する学者は、スティフンス、ホッジ、[[関根正雄]]、ジェイムズ、ファイファー、ローリーなどである。
 
ゴメルは、結婚後に姦淫の女になった、ゴメルは神殿娼婦であった、ゴメルは宗教的姦淫つまり偶像礼拝の女であったゴメルは結婚前から姦淫の女であったなど、さまざまな説がある。
 
==脚注==
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==参考文献==
*新聖書辞典』[[いのちのことば社]]、1985年
*新聖書注解(旧約4)いのちのことば社、1974年
 
[[en:Gomer (wife of Hosea)]]
[[pl:Gomer (żona Ozeasza)]]
 
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