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== 発見のいきさつ==
1981年の数年前から[[山階鳥類研究所]]の研究者らはやんばる地域で種不明のクイナ類を目撃していたが<ref name="fn1">無記名, 2004. ヤンバルクイナ 発見から現在まで. (山階鳥類研究所, 平成16年山階芳麿賞贈賞式・受賞記念講演とシンポジウム「〜沖縄山原に生きる〜ヤンバルクイナに明日はあるか」.山階鳥類研究所. p. 19.)  [http://www.yamashina.or.jp/hp/yomimono/yambarukuina/04genzai.html ヤンバルクイナの歴史(山階鳥類研究所ウェブサイト「ヤンバルクイナ その命名・生態・危機」)]にほぼ同内容で転載。</ref>[[1981年]]に調査を行った結果、2羽を捕獲し(これらはいずれも形態の検討等の後放鳥された)、同時に入手された1羽の死体(剥製標本)とあわせて検討された結果、学界に未知の新種であることが判明し、同年末に和名をヤンバルクイナ、学名を''Rallus okinawae''として新種の記載論文が発表された<ref>山階芳麿・真野徹, 1981. 沖縄島で発見されたクイナ類の1新種. 山階鳥類研究所研究報告, 13(3): 1-6. + plates 1-3.</ref>。この剥製標本がホロタイプ標本とされたが、これは玉城長正が与那の道路際で発見した死体が、友利哲夫を経由して、山階鳥類研究所に寄贈されたものである<ref name="rs1">[http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-152735-storytopic-189.html 無記名, 2009. 新報アーカイブ. あの日の紙面. ヤンバルクイナ発見 1981年11月14日夕刊. 琉球新報(2009年11月13日)]</ref>。
 
この「発見」の後になって、本種が以前から、地元の人々に'''アガチ'''、'''アガチャ'''(「慌て者」の意)、'''ヤマドゥイ'''(「山の鳥」の意)等の名で知られていたことが広く知られるようになった。また、鳥声録音家、野鳥愛好家、写真家ほかによって録音、羽毛の拾得、生態写真の撮影等がなされていたことも判明した<ref name="fn1"/><ref>[http://www.yamashina.or.jp/hp/yomimono/shozomeihin/meihin19.html 尾崎清明, 2009. 日本最後の「新種」-ヤンバルクイナ(ツル目クイナ科)-(所蔵名品から 第19回)山階鳥研NEWS, no. 226.] </ref>。