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'''俗語'''(ぞくご)は、[[教養]]としてあつかわれない言葉一般のこと。
 
* 公式に用いられる言語体系ではない言語体系のこと([[中世ヨーロッパ]]では[[ラテン語]]が[[公用語]]であったが、ダンテは俗語([[イタリア語]])で『[[神曲]]』を書いた)。
* 本来の表現が別に存在する非公式の語であり、正式な場所・公的な[[文章]]には用いられない[[単語]]あるいは言い回しの総称(以下、本項で詳述)。
 
== 用途・用法 ==
公式な場面、[[文語]]、[[公文書]]、[[学術]][[文書]]などの改まった場面では用いられないが、くだけた場面のみに使うことを許される言葉の総称であり、品のない[[言葉遣い]]とされる。また、対応する改まった言葉がある場合とない場合がある。
 
使い分けに関しては、まさに「状況に応じて」としか言えない部分もあるが、誤って使うと「学がない」や「品性に欠ける」などのそしりを受ける以外に「信用が置けない」や「不誠実である」とされることがある反面、使わないことで「かたくな」や「親しみにくい」、「考え方が柔軟ではない」や「応用力・適応力がない」まで評価されてしまうことがある。
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== 主な起源や変化 ==
[[略語]]、[[比喩]]表現、[[古語]]、[[方言]]などを元とする語も多いが、かつては地域的な表現という側面が強く[[サブカルチャー]]などが密接に関係する表現も多く見られる。今日の[[マスメディア]]発達に伴い、地域差は次第に薄れつつあるが、世代的な[[感覚語]]が含まれ時代の流行に因っても変化する。いわゆる[[流行語]]もこれら俗語の範疇に含まれるが、流行語は数年でその存在が忘れ去られることも珍しくないが、俗語の方は半世紀以上の歴史を持つものも珍しくない。流行語のように時代時代で注目を集めた人が作った造語も存在する。
 
ある言葉が誤用されているうち、それが定着して正当な用法として受け容れられるようになった例もある。また、[[コンダラ]]のように、聞き間違いによる誤認から生まれたものもある。<!--いくつかの感覚的な意味合いを含むものも多く、限定的な形容詞ながらも、広範囲で用いられることもあるため、否定的な表現だったものが、時代的な変化を経て、肯定的な表現に用いられることもしばしばである。-->