「ひめゆりの塔事件」の版間の差分

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==警備==
7月17日の皇太子到着当時、[[沖縄県警察]]本部は他県からの約1,000人の応援部隊を含めて3,700人の警察官による厳戒警備態勢を敷いていた。[[警察庁]]警備局警備課は当初、本土から機動隊員5000人を派遣する方針を打ち出していたが、沖縄県民や[[マスコミ]]からの「過剰警備」批判を恐れた[[ハト派]]の[[三木武夫]]内閣は、屋良県知事らの「警察は火炎瓶が飛ぶなどと言っておりますが、そんなことは絶対にありません」といった楽観論もあり、警備人員を大幅に削減した<ref>『我が上司 後藤田正晴』佐々淳行著、文春文庫</ref>。また、皇太子および同妃の訪問に先立ち沖縄県警察本部警備部は左翼活動家に対する視察をしていたが、左翼活動家の沖縄到着を見過ごしていた他、車載無線機を盗まれるなどの失態を見せもあった<ref>『菊のご紋章と火炎ビン』P.66 佐々淳行著 文藝春秋刊</ref>。さらに追尾していた[[公安警察|公安警察官]]の車両が活動家の車両に追突事故を起こすという「珍事」もあった
 
なお、[[警察庁]]から警備責任者として派遣されていた警備局警備課長の[[佐々淳行]]は、皇太子および同妃の訪問に先立ち地下壕内の安全確認を主張したものの、沖縄県知事、沖縄県警察本部担当者や沖縄県知事らに「『聖域』に土足で入るのは県民感情を逆なでする」と反対されたために実施できなかった<ref>『菊のご紋章と火炎ビン』P.60 佐々淳行著 文藝春秋刊</ref>。
 
== 事件の概要 ==