「矢倉囲い」の版間の差分

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その他に右銀が6六の位置まできたくると'''菱矢倉'''(ひしやぐら)、左銀が7六に移った'''銀立ちとなる。矢倉'''(ぎん囲いの変形でよく生じる形ちやぐら)、玉8九に左銀あまり名称8八にいる'''菊水矢倉'''(きくすいやぐ)(しゃがみ矢倉)、金の形が低れて'''へこみ矢倉'''どがある
 
左銀が7六に移れば'''銀立ち矢倉'''(ぎんだちやぐら)となる。金矢倉囲いや[[船囲い]]から変形する。対振り飛車の玉頭位取り戦法用の囲いで、囲いから直接敵の美濃囲いを攻撃する。昭和40年代に盛んに指されたが、現在はあまり流行していない。
菱矢倉は矢倉の変形でよく生じる形だが、あまり名称が知られていない。
 
銀立ち矢倉は対振り飛車玉頭位取り戦法用の囲いで、普通の矢倉や[[船囲い]]から変形する。昭和40年代に盛んに指され、囲いから直接敵の美濃囲いを攻撃する構えだが、現在は余り流行していない。
 
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玉が8九に、左銀が8八にいる'''菊水矢倉'''(きくすいやぐら)また''しゃがみ矢倉''は、昭和20年代に[[高島一岐代]]が考案し、高島の出身地の[[大阪府]][[中河内 (大阪府)|中河内]][[八尾市]]の偉人・[[楠木正成]]の[[家紋]]「菊水」にちなんで命名したもので、[[矢内理絵子]]が愛用していることから'''矢内矢倉'''とも呼ぶ。[[棒銀]]や[[雀刺し]]などの上部からの攻撃に強いが、横からの攻めに弱いのが難点である。[[天野高志]]も愛用している。
 
金の形が低い'''へこみ矢倉'''矢倉戦ではあまり出てこないが角換わりには出てくる。
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兜矢倉は急戦時に一時的に用いる場合やたり[[角換わり]]戦で用いられる<ref>『日本将棋用語事典』p.44</ref>。
 
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