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[[画像:冥銭.jpg|thumb|right|大英博物館所蔵品]]
世界的に見ても[[中華人民共和国|中国]]および[[台湾]]の仏教や[[大韓民国|韓国]]の[[道教]]などにおいては、[[紙幣]]を模した冥銭が用いられている。[[祖霊信仰]]の一種で墓前で冥銭を焚いたり、日本の[[お盆]]に相当する時期に祖霊への[[供物]]として軒先で焚かれる。
[[ヨーロッパ]]等では硬貨を死者のまぶたの上や体に起き、あの世への通行料とする風習もある。
 
特に通貨を模したものは、実際の貨幣や紙幣とは明らかに違うデザインではあるが、これを焚くことで祖先の手元には、死後世界で通用する通貨となって届くと信じられている。額面も様々であるが、一般の通貨にはない大袈裟な数字が記されている場合も少なくない。これは別に死後世界が[[インフレーション|インフレ]]だという意味ではなく、それだけ祖先のことを想い偲んでいるのだという気持ちの現れである。これらは束(札束)の形でも販売されている。