「ブルドーザー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
16行目:
ブルドーザーが発明される以前は[[ウシ|牛]]に整地をさせていたが、ブルドーザーが発明されてから牛が居眠りするほど役目がなくなったことから、英語で「雄牛」の'''Bull''' と「居眠り」の'''Doze'''を合成させたBulldozerとなった<ref>[[#プロジェクトX|プロジェクトX]] 176ページ</ref>。
 
黎明期のブルドーザーは車輪を用いていたが、後に[[キャタピラー (企業)|キャタピラー]]が[[無限軌道]](クローラ)を装着した製品を生産するようになり、不整地で活躍する性質から無限軌道が一般的な形態となった。現在では、車輪を用いる機械を[[ホイールドーザー]]、無限軌道を用いるものをブルドーザーとして分けている。
 
日本のブルドーザーは戦前から[[京都大学]]で研究されていたが、動く事が殆ど無かった。最初の使用は[[国鉄]][[信濃川発電所]](現 JR東日本 信濃川発電所)の内、千手発電所関連の工事であり、1940年(昭和15年)頃から使用された。現地責任者であった国鉄の技師 [[三好新八]]は米国キャタピラー社から何台かのブルドーザーを輸入し工事に使用した。当時、米国と日本は緊張状態にあったが、米軍の制式に指定されたモデル以外は輸入が可能であった。最初の運転は三好本人が行い、マニュアル記載の手順通り行ったところ、一発でエンジンが掛かったことが印象的であったとの事である。