「板六」の版間の差分

'''隅の板六'''（すみのいたろく）は、[[囲碁用語一覧|囲碁用語]]の一つで、6目の空点を囲んでいるが、[[ダメヅマリ]]になると[[手入れ(囲碁)|手入れ]]が必要な形<ref>『囲碁百科辞典』22頁p22</ref>。

第1図の黒が隅の板六と呼ばれる形。この図では×の２2箇所の[[ダメ (囲碁)|ダメ]]が空いているので、白から黒への手段がなく、黒は[[手を抜くことがき (ゲーム)|手抜き]]できる。

第2図では黒が[[ダメヅマリ]]のため、白から第3図の手段が生じる。

8| | | | | w| b| A|w1|w3|=

9| | | | | w| b| B|b2| |=

白1が[[手筋 (囲碁)|筋]]で、黒2に白3と打てば、黒死に1なる。黒aはダメヅマリなの左に打つ手がで白bで取られる。黒bは[[ナカデ]]なくので、白は手を抜いてよい。黒死2で他の所は白2でナカデになる。

9| | | | | X| b| | | |=

第4図では黒の外ダメが1つ×1個のため、白から第5図の手段が生じる。

白1が筋で、黒2に白3と打てば、黒は黒4と打つよりなく、白65で[[コウ#ヨセコウ|ヨセコウ]]になる。黒4で他に打てば、白4でナカデか[[隅のマガリ四目]]の黒死になる。