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}}'''堀内 昶'''（ほりうち ひさし、[[1943年]][[1月1日]] - ）は、[[日本]]の男性[[物理学]]者である。{{jdate|[[2006}}年]]（[[平成]]18年）まで[[京都大学]]大学院理学研究科教授を務めた。現・[[京都大学]][[名誉教授]]。
 
== 人物 ==
{{jdate|[[1943}}年]]（[[昭和]]18年）、[[神奈川県]][[横浜市]]生まれ。[[東京大学]][[理学部]]物理学科卒業。同[[大学院]]修了。
 
専門は、[[原子核]]の理論的研究、特に軽い原子核における[[クラスター (物質科学)|クラスター]]構造と重イオン反応の研究。東京大学では[[有馬朗人]]に師事。反対称化分子動力学法を用いた[[AMD模型]]を開発し、重イオン反応における多重破砕過程の理解に貢献。また、このAMD法を用い軽い原子核におけるクラスター形成のメカニズムの解明に貢献した。原子核の構造と反応を記述するAMD法の開発によって、{{jdate|[[1996}}年]]（[[平成]]8年）の[[日本物理学会]]論文賞、{{jdate|[[2000}}年]]（[[平成]]12年）の[[仁科記念賞]]、{{jdate|[[2007}}年]]（[[平成]]19年）の[[紫綬褒章]]の受章に至った。
 
京都大学理学部物理学第二教室では、[[量子力学]]を研究する[[湯川秀樹]]の研究室の流れを汲み、湯川秀樹が[[素粒子論]]研究室を新たに作り、原子核理論研究室を主宰することになった[[小林稔 (物理学者)|小林稔]]、[[玉垣良三]]の後を継ぎ、日本における原子核理論研究の中心的な役割を果たすとともに{{要出典|date=2010年7月}}、多くの研究者を育てた。門下生には、藤原義和（京都大学講師）、和田隆宏（[[甲南大学]]助教授）、矢花一浩（[[筑波大学]]教授）、[[大西明]]（[[北海道大学]]助教授）、丸山敏毅（[[日本原子力研究開発機構]]主任研究員）、小野章（[[東北大学]]助手）、延与佳子（[[京都大学基礎物理学研究所]]助教授）、土手昭伸（[[高エネルギー加速器研究機構]]助手）らがいる。
 
== 略歴 ==
* {{jdate|[[1965}}年]]（[[昭和]]40年） - 東京大学理学部物理学科を卒業。
* [[1970年]]（[[昭和]]45年）
* {{jdate|1970}}
** 同大学院博士課程を修了。[[博士 (理学)|理学博士]]号を取得。
** 日本学術振興会奨励研究員。
** 京都大学基礎物理学研究所助手に就任。
* {{jdate|[[1973}}年]]（[[昭和]]48年） - 京都大学理学部助手に就任。
* {{jdate|[[1977}}年]]（[[昭和]]52年） - 同助教授に就任。
* {{jdate|[[1996}}年]]（[[平成]]8年） - 京都大学大学院理学研究科教授に就任。
* {{jdate|[[2000}}年]]（[[平成]]12年） - [[仁科記念賞]]を受賞。
* {{jdate|[[2007}}年]]（[[平成]]19年） - [[紫綬褒章]]を受章。
 
== 著書 ==
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