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'''ピネハス'''(英語 '''Phinehas''', '''Pinhas''', ヘブライ語 '''{{Lang|he|פִּינְחָס}}''', [[現代ヘブライ語]](イスラエル・ヘブライ語) '''Pinəḥas''', [[ティベリア・ヘブライ語]] '''Pînəħās''', [[アシュケナジム式ヘブライ語]]([[イディッシュ語]]) ''pinchos, pinches'' - ''ピンクス'' Pincus, Pinchus というバージョンもある)という名の人物は[[旧約聖書]]に二人現れる。
 
#'''ピネハス'''は旧約聖書の『[[出エジプト記]]』などに登場する[[ユダヤ人]]の祭司。彼はレビ族の出身で祭司エルアザルの息子であった。荒れ野を放浪するイスラエルの民がシティムで異教神[[バアル]]を拝んでいたとき、ピネハスは[[ミディアン]]人の女を連れ込んだイスラエルの男性をもろともに槍で突き刺した。これを神はよろこび、イスラエルを襲わせた災害を去らせ、ピネハスとその子孫に永遠の祭司職を約束する。(『[[民数記]]』25:1-18)やがて、イスラエル全体の指導者の一人となっていたピネハスはヨルダン川東側に移動した[[ルベン]]族、[[ガド族]]、[[マナセ族]]が勝手に祭壇を築いたときには同地へ赴き、これを糾弾している。ルベン族らはこれに弁明し、戦争の危機は回避された。(『[[ヨシュア記]]』22:16-20)
#もう一人の'''ピネハス'''は旧約聖書の『[[サムエル記]]上』に登場する祭司[[エリ]]の息子。兄のホフニと共に神への捧げ物を横取りしたり、臨在の幕屋に仕える女たちと関係を持つなど不法を行っていたため、神の怒りをかい、[[ペリシテ人]]との戦いで兄弟ともに戦死した。
 
== 関連項目 ==
*[[ピンカス]]
 
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