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ペラグラ、コメントアウト
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側鎖にアミノ基を持つことから、塩基性アミノ酸に分類される。必須アミノ酸であるが、植物性蛋白質における含量が低く、動物性蛋白質摂取量の少ない地域での栄養学上の大きな問題となっている。3大穀物である[[米]]、[[小麦]]、[[ウモロコシ]]ともリシ含有量が少ないので、リシンを豊富に含む副食(肉、魚、豆など)を必要とする。リシンは、[[クエン酸回路]]に取り込まれてエネルギーをみ出す[[ケト原を持つアミノ酸]]である
 
[[WHO]]によるリシンの成人向け1日当たり推奨摂取量は2.1グラムである<ref>{{cite web|url=http://whqlibdoc.who.int/trs/WHO_TRS_935_eng.pdf
ヒトの1日あたりの必要量は 1–1.5 グラムである。リシンが欠乏するとビタミンB群の1つ、[[ナイアシン]]の不足を招く。これにより[[ペラグラ]](ニコチン酸欠乏症候群)にかかることがある。[[サプリメント]]として[[ヘルペス]]の予防にも利用される。
|format=PDF
|title=PROTEIN AND AMINO ACID REQUIREMENTS IN HUMAN NUTRITION
|author=FAO/WHO/UNU
|publisher=WHO Press
|date=2007
|accessdate=2009-12-03
}}, page 150</ref>。<!--(トリプトファンとの混同では?)
ヒトの1日あたりの必要量は 1–1.5 グラムである。リシンが欠乏するとビタミンB群の1つ、[[ナイアシン]]の不足を招く。これにより[[ペラグラ]](ニコチン酸欠乏症候群)にかかることがある。[[サプリメント]]として[[ヘルペス]]の予防にも利用される。-->
 
穀物中には豊富には含まれないが、豆類には豊富である。肉、魚にも多く含まれる。多量のリシンを含む植物には以下のようなものがある。
 
*バッファロー・ゴーアド(Buffalo Gourd, ウリ科の植物)の種 — 10,130–33,000 ppm
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リシンは蛋白質分子に対して[[メチル化]]や[[アセチル化]]による[[翻訳後修飾]]を行う。[[コラーゲン]]はリシンの誘導体である[[ヒドロキシリシン]]を含む。細胞から分泌が行われる際に、小胞体またはゴルジ体におけるリシン残基の ''O''-[[グリコシル化]]が特定の蛋白質に印を付けるのに使われる。
 
哺乳類においては[[α-ケトグルタミン酸]]によるアミノ基移動を経て代謝され、[[アセチルCoA]]を与え、[[クエン酸回路]]に入る。バクテリア分解によって[[脱炭酸]]を受け、[[カダベリン]]となる。
 
== 生合成 ==
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[[ファイル:Lysine Biosynthesis.svg|726px|center|リシンの生合成過程]]
 
==脚注==
{{タンパク質を構成するアミノ酸}}
<references />
 
== 関連項目 ==
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== 外部リンク ==
*[http://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv_agreement.html?632 リシン (リジン) - 「健康食品」の安全性・有効性情報] ([[国立健康・栄養研究所]])
 
{{タンパク質を構成するアミノ酸}}
 
{{デフォルトソート:りしん}}