「秋夜長物語」の版間の差分

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『'''秋夜長物語'''(あきのよながものがたり)』は、僧侶と[[稚児]]との[[男色]]を主題とする[[稚児物語]]の代表作。男色本の初めとも言う。1巻。著者、成立年代ともに不詳。[[寛永庭訓往来]]19年の刊本が』と同作という説もあるが不明。[[柳亭種彦]]は[[天正]]以前([[16世紀]]後半)の古写本を持っていたと言う
 
[[後堀河天皇]]の時代、[[瞻西|瞻西上人]]がまだ[[叡山]]で桂海律師であったころ、花園左大臣の子[[三井寺]][[聖護院]]の稚児梅若とちぎりをむすぶ。瞻西上人は実在したが、[[西行]]の『[[撰集抄]]』内の事実を潤色したものか
 
刊本は次の4版
瞻西上人は実在したが、[[西行]]の『[[撰集抄]]』内の事実を潤色したものという。
* 活版本 - 時代不詳。[[元和 (日本)|元和]]の頃([[17世紀]]前半)か。
* 古印本 - [[寛永]]19年([[1642年]])。
* 絵入本 - 年号不載、書風から考えるに[[万治]]、[[寛文]]の頃(17世紀後半)
* 絵入新版 - [[正徳]]6年([[1716年]])
『[[群書類従]]』は誤りが多い寛永本。正徳本の奥書には古写本で校正したとあり、実際そう思われる所がある。
 
== 参考図書 ==
* [[柳亭種彦]]「好色本目録」(国書刊行会編 『[[新群書類従]]』第七書目、所収) 
 
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