「New Extend Standard Architecture」の版間の差分

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HATARA KEI (会話 | 投稿記録)
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この許諾条件はIBM製品に対する価格面での優位性によって市場での競争力を得ていた互換機メーカー各社にとって到底許容できる条件ではなく、またISAバスとの共存を拒否するMCAの採用は、既存のISA用拡張カードを購入した顧客の利便性を損なうことを意味していた。
 
このため、ごく一部のメーカーはMCAのライセンスを取得し、実際にもMCAを搭載するマシンを製造販売したものの、1987年当時アメリカ市場において有力であった大手[[PC/AT互換機]]メーカー9社、具体的にはAST Research、[[セイコーエプソン]]、[[ヒューレットパッカード]]、NEC、[[オリベッティ]]、[[ラジオシャック|タンディ・ラジオシャック]]、Wyse、Zenith Data Systemsの各社はこの条件提示に応じることを拒否した。もっとも32ビットの新しい汎用バス規格が必要な状況には変わりがなかったためこれら9協議の上、MCAに対抗可能でなおかつ従来のISAに対する上位互換性を備えた新しい汎用32ビットバス規格の開発に乗り出し、IBMとは異なる道を進むことを決断した。
 
こうしてMCAに対抗する[[Extended Industry Standard Architecture|EISA]]が誕生し、アメリカのPC市場では一時MCAとEISAの激しい競争が起きた。