「戦後恐慌」の版間の差分

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[[戦争]]によってもたらされた好景気([[大戦景気]])が、終戦に伴って終了し、それに留まらず不景気にまで陥る現象のことを指す。
 
[[大日本帝国憲法]]下の日本は、大戦景気と戦後恐慌が循環する状態であった。大戦景気とその後の戦後恐慌の発生は[[日露戦争]]の際にも確認できるが、特に日本では、[[第一次世界大戦]](大戦バブル景気)後の[[1920年]]に発生した不況を指して「戦後恐慌」と呼ぶことが多い。
 
1920年の戦後恐慌(大戦バブル崩壊)の場合、その原因は、第一次世界大戦後にヨーロッパ列強が市場に復帰したことと、終戦に際して余剰生産物が大量に発生したことが挙げられる。大戦景気を通じて日本は債務国から債権国に転じたが、[[1919年]]からは輸入超過となり、大戦景気で好調だった綿糸や生糸の相場も1920年には半値以下に暴落した。
 
== 関連項目 ==