「長滝白山神社」の版間の差分

{{神社|

|名称 = 白山神社|

|画像 = [[ファイル:Nagataki-hakusan-shrine.jpg|260px]]<br />拝殿(2008/11)|

|所在地 = 岐阜県郡上市白鳥町長滝138|

|位置 = {{ウィキ座標2段度分秒|35|55|15.46|N|136|49|50.30|E|scale:20000}}|

|祭神 =[[ 菊理媛神]]、[[イザナギ|<br />伊弉諾尊]]、[[イザナミ|<br />伊弉冉尊]]|

|社格 = 旧県社|

|創建 = 伝・[[717年]]（[[養老]]元年（717年）|

|本殿 =| [[神明造]]

|神事 =|

'''長滝白山神社'''（ながたきはくさんじんじゃ）は、[[岐阜県]][[郡上市]][[白鳥町 (岐阜県)|白鳥町]]長滝（ながたき）にあ鎮座する[[神社]]である。鎮座地に因んで'''長滝白山神社'''とも称される。日本各地に分布する[[:Category:白山神社|白山神社]]の中心的な神社の一つであり、[[白山]]信仰と関わりが深い。白山信仰の[[美濃国]]側の中心である。

== 祭神 ==

== 沿革 ==

伝承によれば、[[717年養老]]元年（[[養老717年]]元年）、白山中宮長滝寺として[[泰澄]]が創建したとされる。[[722年]]（養老同6年）には同寺にて[[元正天皇]]の病気平癒を祈願して効験があったことから、元正自作の[[十一面観音]]、[[聖観音]]、[[阿弥陀如来]]の本地仏を安置し、白山本地中宮長滝寺に改称したという。

[[828年天長]]5年（[[天長828年]]5年）にはそれまでの[[法相宗]]から[[天台宗]]寺院へ改宗。[[833年]]（[[天長]]同9年）には白山三馬場の一つになる（『白山之記』）。馬場とは[[禅定道]]の起点のことであり、白山三馬場とは、美濃国の白山中宮長滝寺、[[加賀国]]の白山寺白山本宮（現[[白山比め神社|白山比咩神社]]）、[[越前国]]の[[平泉寺白山神社]]である。[[平安時代]]の長滝寺は、白山三所、若宮社、大講堂、鐘楼、護摩堂、神楽殿、三重塔、法華堂、薬師堂など30以上の堂宇が建ち、6谷6院360坊を有していたという。[[1271年文永]]8年（[[文永1271年]]8年）には火災により半数の建物を焼失。[[1290年正応]]3年（[[正応1290年]]3年）には本殿が再建された。

[[1868年]]（[[慶応]]4年・（[[明治]]元年、[[1868年]]）、神仏分離により、長滝白山神社と長瀧寺に分離した。白山本地中宮長滝寺の建物のうち、白山三社、拝殿は長滝白山神社となり、大講堂、薬師堂、弁天堂、鐘楼、経蔵などは長滝寺となる。明治33年（[[1899年]]（明治33年）に火災で社殿を焼失し、現在の建物は[[大正時代]]の再建である。

*古楽面 26面 鎌倉時代から江戸時代に至る古楽面群で、[[能面]]の源流を知るうえで重要な資料である。<ref>2000平成12年度に旧・[[重要美術品]]の11面と未指定の14面を合わせた25面が重要文化財に指定され、2008同20年に鬼面1面が追加指定された。</ref>