「東屋 (源氏物語)」の版間の差分

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[[薫]]26歳の八月から九月にかけての話。
 
薫は、亡き大君に似た[[浮舟 (源氏物語)|浮舟]]に関心を持ちつつも、[[受領]]の継娘という身分の低さにためらっていた。[[浮舟の母]]・|その浮舟の母である中将の君]]も、身分違いの縁談に消極的だった。
 
浮舟は、[[宇治八の宮]]とその女房であった中将の君との間に生まれた娘だったが、宮には認知されなかった。中将の君はまもなく浮舟を連れて[[陸奥国|陸奥]]守(のちに[[常陸国|常陸]]介)と再婚し、東国に長く下っていた。常陸介との間にも数多の子をもうけていたが、高貴の血を引き一際美しい浮舟をことさら大事に育て、良縁をしきりに願っていた。