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==歴史==
この兵器はオーブンから飛び出してきた金属片に当たった主婦が死亡した事故の原因究明から生まれた。検死の結果、弾丸のような銅の塊が心臓に命中したことが死因であると判明した。しかし傷から逆算すると、金属片はオーブンから秒速1800メートルもの速度で飛び出したことになり、なぜこれほどまでの運動量を持つ金属片が飛び出したのか原因が不明だった。そこで、物理学者ウッド博士が死亡事故の原因究明のために呼ばれ、調査の結果、再現実験も行われ弾丸のような銅の塊はオーブンに入り込んだ金属キャップの裏打ちが変形したものであることが判明した。
 
1943年にハンガリー軍の技術将校のマイゼン(Misznay)大佐とドイツ陸軍のシュレーディン(Schardin)技師が爆発成形侵徹体の形成プロセスを解明した、このため爆発成形侵徹体の生成現象をマイゼン・シュレーディン効果と呼ぶようになった。この研究結果は長く埋もれていたが、1980年代になってから見直され、自己鍛造弾として実用化されるようになった。