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'''トドマツ'''(椴松、
== 分類 ==
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[[北海道]]のほぼ全土と[[千島]]列島南部、[[樺太|サハリン]]、[[カムチャツカ半島]]の針広混交林から亜寒帯林にかけて分布する。
変種アカトドマツ(''Abies sachalinensis'' var. ''sachalinensis'')はアオトドマツ (''Abies sachalinensis'' var. ''mayriana'') よりも寒冷な場所で見られる。北海道においては前者は石狩・日高以北に分布している<ref name="ForestyTechniqueHandbook609">林業技術ハンドブック p. 609</ref>。
適度に水分のある肥沃な土地を好む<ref name="ForestyTechniqueHandbook609"/>
== 形態 ==
<!--- 外見的な特徴 --->
樹高は通常20-25 m程度だが、大きいものでは35 mに達する場合もある。
== 生活環 ==
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=== 病虫害 ===
[[トドマツオオアブラムシ]] (''Cinara todocola'') は若い苗木
[[シラフヨ
若い苗木はトドマツ枝枯病が問題になりやすい。この病気は ''Gremmeniella abientina'' によって引き起こされる病気で、雪に埋もれた1年生の枝が侵されやすく、発症した場合葉が落葉し、枝や幹に病変部が形成、病変部が枝や幹を一巡するとそれより上部が枯死するという流れをたどる<ref>林業技術ハンドブック p. 989</ref>。枝枯病と付くものの、梢の部分などの幹を侵すこともあり、若い苗木では枯死につながることもある特に重要な病害である。この菌は他の針葉樹にも広く病害を引き起こし、英語では[[:en:Scleroderris canker]]という。
木材腐朽を起こす菌がいくつかいる。根株の心材腐朽を起こすものとして[[マツノネクチタケ]] (''Heterobasidion annosum'') が知られている。この菌は様々な針葉樹を腐らせてしまうが、本種に対してはかなり強い腐朽能力を示すという報告がある<ref>徳田佐和子 (2004) トドマツ人工林で発生したマツノネクチタケによる根株心腐病 北海道林業試験場</ref>。他にも[[ナラタケ]] (''Armillaria mellea'') なども腐朽を引き起こす。
<gallery>
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== 参考文献 ==
* 林業技術ハンドブック (2001) 全国林業改良普及協会
=== 脚注 ===
{{Reflist}}
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== 関連項目 ==
* [[モミ属]]
{{commons&cat|Abies sachalinensis|Abies sachalinensis}}
{{デフォルトソート:ととまつ}}
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