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== 覚円坊 ==
[[東京都]][[町田市]]にある覚円ゆかりの[[寺院]]。もと園城寺621坊中の一寺で、[[康平]]6年([[1063年]])覚円が同寺中の金堂裏に開基したもの。[[室町時代]]の[[観応]]2年(1351年)[[武蔵国]][[多摩郡]]木曽に移され、多摩郡の霞頭となり三井修験の教勢大いに賑わい武相観音霊場の第33番札所となった。木曽観音とも呼ばれる。
 
町田市木曽観音は、吉祥山住善寺覚円坊と称し、元近江国三井寺(園城寺)六百二十一坊中の一寺で、康平六年(1063)六月覚円僧正が同寺金堂裏に開基した。然るに永治元年(1141)延暦寺山徒の為、三井寺炎上のおり法●(阝+軍)院大信房遁れて其の本尊聖観世音像を鈴鹿山北麓、飯道に移したが、其後二一〇年後の南北朝争乱時代、即ち観応二年(1351)僧義然、又近江国粟津中之里木曽義仲の墓地にある義仲庵、後の別創庵に移して安置し、のちまもなく、武州多摩郡木曽が義仲の縁地であるとして木曽の伝燈阿闍梨石川氏京都聖護院の参内のおり現地に移したもののこれが現在の木曽観音堂である。
 
== 関連項目 ==