「浮世草子」の版間の差分

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==概論==
[[井原西鶴]]の『[[好色一代男]]』([[1682年]]刊行)以降の一連の作品を、それまでの[[仮名草子]]とは一線を画するものとして、今日では浮世草子と呼ぶ(当時は「草双紙」と呼ばれ、「仮名草子」・「浮世草子」はのちになって区別されたもの)。[[元禄]]期、[[大阪|大坂]]を中心に流行し、民衆生活の幅広い主題を扱って多くの作品が書かれた([[浮世]]には世間一般という意味と、色事、好色といった意味がある)。[[京都]]の八文字屋から出版されたものは特に「'''八文字屋本'''(はちもんじやぼん)」と呼び、元禄から[[18世紀]]中頃の[[明和]]期まで刊行された。
 
創始者と言える西鶴の業績が最も著名であり、江島其磧の『世間子息気質』『世間娘容姿』など一部を除き、後に続いた作品に有名なものは少ない。