「接ぎ木」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
Luckas-bot (会話 | 投稿記録)
m r2.7.1) (ロボットによる 追加: et:Pookimine
{{commonscat|Grafting}}
2行目:
 
== 概説 ==
[[ファイル:Grafting of Dekopon.jpg|thumb|200px|[[柑橘類]]の台木に[[デコポン]]を接ぎ木した例(左は接ぎ木後に新たな葉が成長、右上は接ぎ木に失敗し枝が枯れる)]]
接ぎ木は、[[挿し木]]や[[取り木]]と同じく有用植物を枝単位で栄養生殖させる方法である。他の方法と根本的に異なるのは、目的とする植物の枝から根を出させるのではなく、別の植物の根の上に目的の植物の枝をつなぐことである。接ぎ穂と台木は近縁な方が定着しやすいが、実際には同種ではない組合せもよく使われる。うまくいけばつないだ部分で互いの組織が癒合し、一見は一つの植物のような姿で成長する。勿論実際にはこの接触させた位置より上は目的の植物の枝から生長したものであり、それより下は台木の植物のものであり、遺伝的に異なっている。但しまれにこれらが混じり合ってキメラや、更に遺伝子のやりとりが行われることもある([[#接木雑種|後述]])。
 
32 ⟶ 33行目:
:* 台木:[[ノイバラ]]、穂木:バラ
:* 切り花本数の増加
:[[ナス]]<ref>{{Cite web |url=http://www.maff.go.jp/j/agri_school/a_tanken/nasu/02.html |title=ナス 「どうやってつくるの?」
:[[ナス]]
|publisher=[[農林水産省]] |accessdate=2012-02-02}}</ref>
:* 台木:[[アカナス]]、穂木:[ナス]
; 植物体の[[矮化]]
60 ⟶ 62行目:
「サイエンス」の[[2009年]][[5月1日]]号には、ドイツの[[マックス・プランク研究所]]の研究者が接ぎ木で細胞間の遺伝物質の交換が生じることを示唆する論文が発表された<ref>{{Cite journal|ACS|journal=[[サイエンス|Science]]|year=2009|volume=324|pages=649-651|title=Exchange of genetic material between cells in plant tissue grafts|author= Stegemann, S.; Bock, R.|doi=10.1126/science.1170397|pmid=19407205}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.hak.hokkyodai.ac.jp/hakbio/plantscience/graft_gene_transfer.html|title= 「接ぎ木雑種」再見!!|author=北海道教育大学 函館校 生物学教室|accessdate=2009年12月2日}}</ref>。
 
==注==
{{脚注ヘルプ}}
{{reflist}}
 
==関連項目==
{{commonscat|Grafting}}
* [[挿し木]]
* [[内村鑑三]] 自らの[[宗教]]観を、[[武士道]]の上に接ぎ木されたる[[キリスト教]]とした。