「フレミングの右手の法則」の版間の差分

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もっぱら教育用の暗記法をここに書くのは、日本の初等教育で現在片方しか教えていないため混乱するので削除。発電機に特記性なし
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{{物理学}}
[[Image:Fleming's Right Hand Rule.png|thumb|right]]
'''フレミングの右手の法則'''(フレミングのみぎてのほうそく、[[英語|英]]:[[:en:Fleming's right hand rule|Fleming's right hand rule]])は、[[ジョン・フレミング]]によって考案された、ある方向に[[界]]([[磁場]])がかかっている[[]]が動いた時により、導体内にかか発生する[[起電力]]の関係向きを示すものである。単に'''右手の法則'''と呼ばれることもある。
 
==定義==
フレミング右手の法則は[[電磁誘導]]の方向を覚えやすくするために考案されたものである。右手の[[中指]]と[[人差指]]と[[親指]]をたてて互いに直角の関係にしたとき、
;中指 : 導体にかか発生す[[起電力によって発生する[[電流]]の方向
;人差指 : [[磁]]における[[磁力線]]の方向
;親指 : 導体の動いた方向
の関係が成り立つことを示してくれるというものである。フレミングが考案した英語による原形では、
*seCond(Central) finger(中指) -- Current(電'''''')(起電力の方向に電流が流れる)
*First finger(人差指) -- Field(磁'''場'''
*thuMb(親指) -- '''Motion''' of the conductor(導体の'''動き'''
と、指の名称と対応させて覚えるものであった。
と、指の名称と対応させて覚えるものであった。日本語ではこのような対応が使えないので、それぞれの頭文字をとって中指から'''電・磁・力'''、あるいは親指から'''FBI'''(それぞれ力・磁界・電流の記号)などという覚え方があるが、どちらの指から始まるのかを別に覚える必要がある。
 
これの逆に、磁場内の電流に発生する力の向きを示すのが[[フレミング左手の法則]]で、各指と各物理現象の対応は同様である。右と左のどちらがどちらかについては、日本語では右(み'''ぎ''')が起電力('''き'''でんりょく)という語呂合わせがあり、英語ではGenerator(発電機)のGとriGht(右)のGを対応させて覚えられている。
[[発電機]]の起電力の方向を示すものとして利用される。
 
同じ電磁誘導現象について、別の視点からまとめた、発生する起電力の向きを示す法則に[[レンツの法則]]があり、誘導モータや渦電流ブレーキなどの説明にはそちらのほうが直感的である。
似たようなものに[[モーター]]の回転方向に関連する[[フレミング左手の法則]]があるが、英語ではGenerator(発電機)のGとriGht(右)のGを対応させて覚えられている。
 
==関連項目==
{{Commonscat|Right-hand rule|右手の法則}}
*[[フレミング左手の法則]]
*[[ジョン・フレミング]]
 
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