「近代五種競技」の版間の差分

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== オリンピックとの関わり ==
[[馬術]]・[[フェンシング]]・射撃など単体でも競技人口が比較的少なく練習・競技の環境の整いにくい競技も多く、全く性質の異なる5つの競技をこなす総合能力が求められる上、用具や練習で一定の費用が固定的に発生し、国にもよるが馬術・射撃(エアピストル)などで別個に競技者登録や器具使用にあたってライセンスの取得が必要となることから、多くの国で競技人口が増えにくい、増やしたくとも中々増やせない、かくて世界的に見ても選手層が厚くならず、マイナースポーツの域から抜け出せない現状がある。また、伝統的にハンガリーなどの欧州勢が圧倒的に強いなど、選手勢力の地域的な偏りが大きいことから、2008年北京オリンピックでは、[[野球]]や[[ソフトボール]]とともに競技の削減候補の一つとして挙げられたが、その時点では見送りという結果になった。これ以前にもオリンピックのスリム化の議論などと並行して繰り返し削減候補とされてきたものの、2011年現在もオリンピック競技として存続している。
 
その背景には、近代五種競技で使用される競技施設は全て個々の種目との併用がされており、この競技だけを削減してもたところで削減できるが皆無であることや、個人競技であることなど、削減議論の俎上に上げられた他種目と比較しての設備投資・参加人数などからの競技削減によで想定されるコストメリットの大小などといった幾つもの要素があるものの。だが、近代五種競技に限って言えば、何よりもこの競技自体が[[クーベルタン男爵]]の考案・提唱によって創始された近代オリンピックに由緒の深いものであり、競技人口や普及率・知名度などに問題を抱えていても、近代オリンピックの歴史や伝統という側面を鑑みればこの由縁を安易に無視して削減することができないという側面が大きいとみられる。
 
== 関連項目 ==