「月の海」の版間の差分

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[[ラテン語]]で[[海]]という意味を持つ[[:wikt:mare#ラテン語|mare]]と初めに命名したのは、[[16世紀]]末から[[17世紀]]初頭に活躍した[[ヨハネス・ケプラー]]である。彼は月を[[天体望遠鏡]]で観察して、月の暗い部分は[[水]]を湛えた海であると信じていた。また、[[ガリレオ・ガリレイ]]も同様の考えを持っていた。
 
[[1645年]]、[[ミヒャエル・ラングレン]]が出版した、世界最初の印刷された月面図'' Plenilunium''(『満月』)では、mareや[[:wikt:en:Oceanus|oceanus]]([[大洋]])を付した名前が命名された。
 
[[1651年]]、[[ジョヴァンニ・バッティスタ・リッチョーリ|ジョヴァンニ・リッチョーリ]]と[[フランチェスコ・マリア・グリマルディ|フランチェスコ・グリマルディ]]の2人は、月の地形に独自の命名を行った[[月面図]]を発表した。彼らは月面の暗い平原に対してケプラーに倣って、その大きさや形状に従ってoceanus、mare、[[:wikt:lacus|lacus]]([[湖]])、[[wikt:en:palus#Latin|palus]]([[沼]])、[[wikt:en:sinus#Latin|sinus]]([[入江]])といった水に関係する地名を与えた。そして海には主に[[気象]]に関する言葉を冠した名前を与えた。これは当時、月が[[地球]]の気象に影響を与えているという考えがあったためであると思われる。彼らの与えた名前が現在でも用いられている。