「メルセデス・ベンツ・シターロ」の版間の差分

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== ラインアップ ==
[[ファイル:EVAG O530 3413 Holthuser Tal.jpg|thumb|right|200px|シターロ<br />[[エッセン]](ドイツ)での採用例]]
[[ファイル:Zuidtangent Wikipedia.jpg|thumb|right|200px|シターロG<br />オランダのバス快速輸送システム「Zuidtangent」での採用例]]
[[ファイル:Capacity kaiserslautern.jpg|thumb|right|200px|キャパシティー]]
[[ファイル:INVG-Bus Hbf.jpg|thumb|right|200px|シターロL<br />[[インゴルシュタット]](ドイツ)での採用例]]
 
=== 都市型モデル ===
; シターロ
: 標準モデルの2軸車。2扉または3扉。
:* 全長 : 11.95m
:* 全高 : 3m
:* 重量 : 10.9t
:* 座席定員 : 28~4028 - 40
:
; シターロK
: 2006年に追加設定されたショートボディの2軸車。2扉。
:* 全長 : 10.5m
:* 全高 : 3m
:* 重量 : 不明
:* 座席定員 : 不明
:
; シターロG
: 2車体の[[連節バス]]で、先頭車両が前後2軸、後部車両が後1軸。後部車両にエンジンを搭載するプッシャー方式である。3扉または4扉。
:* 全長 : 17.94m
:* 全高 : 3m
:* 重量 : 28t
:* 座席定員 : 48人
:
; シターロGL「キャパシティ」
: 2車体の[[連節バス]]で、先頭車両が前後2軸、後部車両が後2軸。後部車両にエンジンを搭載するプッシャー方式である。4扉。
:* 全長 : 20m
:* 全高 : 3m
:* 重量 : unknown
:* 座席定員 : unknown
:
; シターロL
: ロングボディの3軸車。2扉または3扉。
:* 全長 : 14.995m
:* 全高 : 3m
:* 重量 : 不明
:* 座席定員 : 42 - 46人
 
=== 郊外型および都市間向けモデル ===
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== 水素燃料電池バス (O530BZ) ==
[[ファイル:Brno, Autotec, Mercedes Citaro na palivové články II.jpg|thumb|right|250px|シターロ燃料電池バス (O530BZ)]]
欧州車初の[[燃料電池]]バスとして2002年に開発された。2007年末現在36台が営業実証運行に供されている。
 
* 全長 : 12.0m
* 全高 : 3m
* 重量 : 15t(車両総重量18t)
* 座席定員 : 30人(立席込み60~7060 - 70人)
* 燃料電池 : 150kW×2基([[バラード・パワー・システムズ]]製)
* 電動機 : 205kW×1基(ZF製6速ATを併用)
* 1回の充填で走行可能な距離 : 200~300km200 - 300km
* [[水素]]タンク総容量 : 44kg(1890リットル)※水素ガスは純度99.999%のものを35メガパスカルに圧縮
 
2003年からCUTE(ヨーロッパのためのクリーンな都市交通)プロジェクトおよびECTOS(環境配慮型都市交通システム)プロジェクト参加車両として実証運行が行われており、その後欧州以外の地域でも実証運行が行われている。2007年末現在運行されている都市は下記のとおり。
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== 日本におけるシターロ ==
{{Double image aside|right|Mercedes-Benz O530 CITARO-G Kanachu A201 cockpit.jpg|200|Mercedes-Benz O530 CITARO-G Kanachu inside.jpg|200|運転席|最前部から見た客室}}
[[ファイル:Keiseibus 4823 Citaro-G Seagull-Makuhari.jpg|240px|thumb|right240px|京成バスに導入されたシターロG]]
右ハンドルのイギリス仕様車をベースとした車両が2007年以降日本に輸入されているが、それまでに日本に輸入されたバス車両と異なり、欧州仕様の車両がほぼそのまま導入されている<ref name="rj499-148">『鉄道ジャーナル』通巻499号 p148</ref>。例えば、日本の保安基準においては、定員30人以上のバス車両には[[非常口]]を設置しなければならないこととされているが、本型式では非常口は設置されておらず、代わりに窓ガラスを割るためのハンマーが設置されている<ref name="bl106-11">バスラマ・インターナショナル106号「神奈川中央交通のツインライナー第2弾が運行開始」p11</ref>。輸入に際して国土交通省で安全性の確認を行なった結果、非常口と同等以上の安全性が確保されていると判断されたため、本車両では非常口の設置に関する基準については適用除外とされている<ref>{{PDFlink|[http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/06/060305/01.pdf 国土交通省の公示](PDFファイル)}}による。</ref>。また、車体幅も欧州の規格である2550mmのままでの導入となった<ref name="bl106-11">バスラマ・インターナショナル106号「神奈川中央交通のツインライナー第2弾が運行開始」p11</ref>。車体幅2550mmの車体が特認を受けたことについては、バス識者からも「非常に意義深いこと」と評されている<ref name="rj499-148"/>。一方で、寒冷地であるイギリスと異なり、日本の高温多湿な環境に対応する必要から、アフリカ向け車両などに使用される熱帯仕様の冷房装置を装備する<ref name="bl106-14">バスラマ・インターナショナル106号「神奈川中央交通のツインライナー第2弾が運行開始」p14</ref>など、日本での使用に合わせた対処も行なわれている。
 
日本における初導入例は[[2007年]]12月に[[神奈川中央交通]]が4台導入したシターロGで、納車は同じダイムラーの傘下にある[[三菱ふそうトラック・バス]]が担当した<ref>三菱ふそうトラック・バスの「[http://www.mitsubishi-fuso.com/jp/news/news_content/080115/080115.html 2008年1月15日付プレスリリース]」による。</ref>。[[2008年]][[2月4日]]より、厚木市内の路線で運行を開始<ref>厚木市の「[http://www2.city.atsugi.kanagawa.jp/kouhou/kisyakaikn/page_22297.html 平成19年12月定例記者会見]」による。</ref>。2010年には、これまで使用していた既存の連節バス車両([[ボルボ・B10M|ボルボ製KC-B10MC改]])の置き換えのために、[[京成バス]]がシターロGを10台導入、2010年度中に合計15台まで増備する予定とアナウンスされている<ref name="yomiuri20100128">{{cite web
| url = http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20100127-OYT8T01357.htm
| title = 2010年1月28日付読売新聞『マリン球場へ ベンツ製連節バス』
| accessdate = 2010-01-29}}</ref>。関東地方以外では初めて[[岐阜乗合自動車|岐阜乗合自動車(岐阜バス)]]が2台導入し、2011年3月27日より[[岐阜駅]]と[[岐阜大学病院]]を結ぶ路線に用いられている。(土休日及び学校休校日は運休)
 
== その他 ==