「オクターヴ」の版間の差分

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オクターヴが、高さの異なる同じ音として聴こえるその性質から、多くの文化では、それが同じ音名として表現されてきた。例えば西洋音楽において、A(ラ)音の1オクターヴ上もA音とされる。インド古典音楽でも同様で、Sa(サ)音の1オクターヴ上はやはりSa音となる。別の場合として、オスマン古典音楽(トルコ)においては、1オクターヴ上の音に同じ名称を与えずに呼び示す。例えば、イェギャハと呼ばれる音の1オクターヴ上の音はネヴァーと呼ばれる。これは古代ギリシャからの音楽理論の伝統を引き継いでいる事と関連している。
 
== 単音程と複音程の境界における問題 ==
西洋音楽において、オクターヴ以上にわたる音程を、その関係を解りやすく認識するために、オクターヴ未満の単位で移高した音程として省略して呼び示すことが多く存在する。その際、8度以の音程」のこと音程と呼び、8度未満の以上にわたる音程のことを音程と呼ぶ。例えば、17度音程は、単音程で3度音程となる。
 
8度は単音程とも複音程ともされる。8度を複音程と考えた場合、単音程で1度になる。
ただし、「同度の複音程」は1度と呼ぶことも8度と呼ぶこともあるが、そもそも単音程に8度音程を含めること自体に必要性のないことではありながら、実際には8度も単音程に含められるのが通例とされる。
 
== 記譜上の移高記号 ==