「甘木鉄道」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
210. (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
37行目:
 
== 概要 ==
旧[[日本国有鉄道|国鉄]][[甘木鉄道甘木線|甘木線]]が第1次特定地方交通線として廃止対象路線となったことを受けて発足した鉄道事業者である。当時、福岡市と[[甘木市]](当時)を結ぶ公共交通は[[西鉄甘木線]]など他にもあり、また沿線に甘木線と並行するバス路線が既設されていたこともあって、福岡県は鉄道の存続に難色を示した。しかし甘木市・[[三輪町 (福岡県)|三輪町]](当時)など地元沿線市町と沿線住民は鉄道路線としての存続を切望し、結果的に第三セクター方式で鉄路が存続した。こうした経緯のため、福岡県は出資を行わず、経営安定基金の拠出に留まった。なお、佐賀県は全く関与していない。
 
比較的[[福岡都市圏]]に近く、積極的な増便対策や、[[小郡駅]]の移転による[[西鉄天神大牟田線]]との接続改善などが功を奏し、全国の第三セクター方式の鉄道会社の中では珍しく、ほぼ毎年経常利益を黒字計上し、[[第三セクター鉄道]]の優等生として知られた。しかし、2006年7月の大雨で鉄橋の橋脚が被害を受け5か月間にわたり一部区間が不通となり旅客が減少したことや原油価格の高騰などが影響し、2006年度以降は赤字決算となっている。ただし、転換第三セクター鉄道の中では<!--距離が短いとはいえ全国平均が約5000万円なのに対し-->赤字額も最小(年額184万円、2009年度)で、全国的に見ても第三セクター鉄道の中では経営状態は良好である。