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'''羊肉'''(ようにく)は、[[ヒツジ|羊]]の[[肉]]である。生後およそ12ヶ月以下の子羊の肉は[[ラム (子羊)|ラム]]、それよりも年をとった羊の肉は[[マトン]]と呼ばれる。ただし厳密には、永久[[門歯]]の有無により区別される(後述)。
 
[[漢方]]では体を温める作用があるとされており、[[北海道]]、[[中華人民共和国|中国]]北部、[[モンゴル国|モンゴル]]といった寒さの厳しい地域で好まれている。羊の飼育そのものが近代に入るまで普及しなかった日本では、羊肉の利用も[[牛肉]]、[[豚肉]]や[[鶏肉]]に比べると少ないが、[[明治|明治時代]]に養羊が奨励された[[北海道]]では常食となっており、近年では関東でも常食化してきている。 世界では地中海料理、[[アフリカ料理]]、[[中東]]料理、[[南アジア]]料理、そして[[中華料理]]において、大きな特徴となっている。日本では主に[[ジンギスカン (料理)|ジンギスカン]]、[[しゃぶしゃぶ]]、[[カレー]]、[[ロースト]]、[[ステーキ]]といった食べ方が好まれる。ラムはマトンよりも柔らかく、マトンはラムよりも風味豊かな味わいがあると言われる。マトンは[[魚肉ソーセージ]]のコク出し用の加工用原料としても利用されている。
 
== 名称 ==
[[File:Lamb shank.jpg|thumb|ラム・シャンク]]
[[File:Lamb Roti Rolls(2).jpg|thumb|二巻の[[焼く (調理)|焼き]][[羊肉]][[ロティ]]巻き]]
 
''' ミルクフェッドラム'''(Milk-fed lamb)は一般的に生後4週間から6週間の乳離れしていない子羊の肉を指す。[[アメリカ合衆国]]や[[イギリス]]では、ミルクフェッドラムの生産は非効率的と考えられているためほとんど入手できない。焼いたり炙ったりしたミルクフェッドラムは一般的に他の羊肉よりも香りと食感が良いとされている。ミルクフェッドラムは北スペインの[[アストゥリアス州]]、[[ブルゴス]]、[[カンタブリア州]]、[[カスティーリャ・レオン州]]、[[ラ・リオハ州]]といった地方でよく見かけられる。