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== ソ連からの支援 ==
=== 違法活動に対する脱走兵支援 ===
小田や高橋らを中心としたベ平連の幹部、並びにJATECの構成員は[[ソ連国家保安委員会]](KGB)などの支援を受け、定期便や[[レポ船]](ソ連の[[スパイ]]活動を行う日本の[[漁船]])などを使い、少数の脱走兵を複数回、日本からスウェーデンなどの[[中立国]]に脱出させた<ref>「67年の横須賀から米兵4人亡命事件に、ソ連政府が関与--本社、秘密文書を入手」毎日新聞 1995.07.20{{出典無効|date=2011年3月}}</ref><ref name="haruna">{{Cite web|date=2003-10-29|url=http://www.jca.apc.org/beheiren/saikin76HarunaMikio-HimitsunoFile.htm|title=最近文献76春名幹男『秘密のファイル』下|publisher=旧「ベ平連」運動の情報ページ|accessdate=2011-04-24}}</ref>ものである。
 
これは他国に対する[[内政干渉]]であるばかりか、レポ船を経由した脱出幇助は、正規の出国手続きを経ない出国という明らかな違法行為である上、結果的にソ連からの金銭的、物資的援助を必要とする行為であったために、「単なる反戦運動」という一線を越えた違法活動として議論を呼んだだけでなく、外国人の違法出国の幇助という活動内容から日本の[[警察]]からの捜査を受けた上に、最終的にアメリカとソ連両国のスパイまでもが運動に食い込むようになってしまった。
 
そのような経緯から、ソ連の支援で脱走兵を[[北方領土]]へ違法出国させてスウェーデンなどの中立国へ出国させる手法は使えなくなった。そのため、高橋武智が単身で[[ヨーロッパ]]へ新たな密出国ルートの開拓に行ったものの、パスポート偽造などの違法手段で出国させることに成功した脱走兵は数人に留まる。
 
その後は、アメリカでの反戦運動と連携する道を模索し、脱走兵をアメリカ軍へ帰還させて、軍隊内で医療的・心理的認定を受けて、「最前線での任務が果たせない」との診断を得て、除隊へ至るという方法が取られることとなった。
 
=== KGBからの援助 ===