「Α-アマニチン」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
35行目:
この毒素は熱に対して安定であり、一般的な調理程度では分解されない。この毒素の特に危険な点はその遅効性にある。生体内に取り込まれたα-アマニチンは[[RNAポリメラーゼ|RNAポリメラーゼII]]に結合し、[[タンパク質]]の合成に必要なmRNAの合成反応を阻害、[[組織 (生物学)|細胞組織]]を壊死に導く。
 
摂取から10時間以内に報告される症状はほとんどなく、重大な症状が発現するまでに摂取後24時間が経過することもしばしばである。このため、[[胃]]洗浄を行おうとしても時間]]は症状経過し過ぎ現れおりからでは効果が無いため安全性確保でき付か摂取してしまった場合の対処が困難である。
 
[[下痢]]と[[痙攣]]が最初の徴候で、それを過ぎると一時的な鎮静期がある。その後、4–5日の間に肝臓と[[腎臓]]の細胞を毒素が徐々に破壊することで機能不全を引き起こす。通常、キノコの摂取から約1週間で死に至る。中毒者のうち約15%は、およそ10日で[[腎不全]]、[[肝不全]]、[[昏睡]]、[[呼吸困難]]などが進行し、死に至る。全中毒者の5割は死に至り、回復後も[[後遺症]]が残ることが多い。