「NHKワールド JAPAN」の版間の差分

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日本国内の標準テレビジョン放送と同じNTSCでなされ、主に海外に滞在している[[日本人]]と、[[海外旅行]]で現地を訪れている日本人向けに、日本国内向け放送のニュース<ref>総合テレビの同時・時差放送をメインに、一部BS1の同時・時差放送もある。</ref>や情報番組(国際放送独自制作の[[海外安全情報]]も含む)の他、日本国内向けの総合テレビ・教育テレビ・BS1・BSプレミアムで放送される、娯楽・ドラマ・スポーツ中継<ref>総合テレビ同時放送で[[大相撲]]、[[日本プロ野球|プロ野球]](BS1同時放送はプロ野球日本シリーズがあるときのみ)のほか、主に日本国内で行われるもの。海外のスポーツ中継は[[放映権]](放送権)の都合で一切放送されない。</ref>等の中から主な人気番組を、日本国内向けの総合テレビ・BSプレミアム並に混合した総合編成で配信する。英語放送主体となってしまったNHKワールドTVとは対照的に、国内向け放送番組の配信と言う性格上、24時間日本語メインの放送である(ただし、ごく一部で英語放送番組もあるが、日本語主音声の2か国語放送もしくは日本語字幕が付けられている)。
 
[[1998年]]の開始から10年近く、終日スクランブルが掛けられ送信されていたが、[[2008年]][[9月29日]]午前5時([[日本標準時|日本時間]])の番組から主にニュース(総理記者会見なども含む)・情報番組の時間帯を中心に、1日5時間程度がノンスクランブル<ref>主に平日で6時台~7時台、12時台、19時台、21時台。土日は6時台~10時台前半、12時台、19時台、20時代後半。定時でのノンスクランブル放送の連続放送時間は日曜日の約4時間10分(5:56~10:05)が最長(2012年4月以降は日曜日5:56~11:00の約5時間が定時でのノンスクランブル放送の連続放送時間で最長となる)。これまでのノンスクランブル放送(災害時の緊急報道以外)でもっとも長い連続放送時間は2009年8月30日-31日にかけて放送された衆議院議員総選挙の開票速報で7時間5分である。もっとも短い時間は1分間で短時間の臨時ニュースがある程度となっている。</ref><ref>スクランブル解除により、当該時間帯は直接受信により、市販の海外衛星チューナーで視聴が可能になる。そのときの番組編成や緊急報道などにより時間帯は異なるが、政治関連報道・緊急報道など重大なニュースがあった場合はノンスクランブル時間帯が通常より増えることもある。逆に祝日や年末年始の特集番組などでニュースの放送時間が短縮される場合はノンスクランブル時間帯が通常よりも少なくなり、1日で1~2時間程度になるときもある。スクランブル解除は決められた時間ではなく、番組単位で行うため、ノンスクランブル放送枠の終了時間が過ぎても番組が続いている場合はその番組が終了するまではスクランブル解除のまま放送を続け、途中で突然スクランブル放送に戻ることは無い。逆に通常番組のスクランブル放送時に臨時ニュースが発生した場合は急遽ノンスクランブル放送に切り替わることはある。次番組にニュースがある場合はニュースが終了するまでノンスクランブルのまま放送される。スクランブル・ノンスクランブルの切り替えは基本的に次番組開始の3秒前に行うが、ノンスクランブル放送終了時には最後の数秒の部分で映像・音声が途切れることになる。時刻変更のときは番組終了と同時に切り替えになることも稀にある。ニュース・情報番組以外にも「[[NHKのど自慢]]」(初回放送のみ)などごく一部の娯楽番組もノンスクランブルで視聴可能となっている。その他、そのときの編成の状況などにより特別にノンスクランブル放送を行う番組もいくつかある。</ref><ref>2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震([[東日本大震災]])では同日14:47以降、全時間帯を特設ニュースに充てられたため終日ノンスクランブル放送となった(終日ノンスクランブル放送の実施事例はこのときのみ。翌12日から18日はすべての時間帯が特設ニュースとなっていたため24時間終日でノンスクランブル放送を実施。19日からはニュース・情報番組以外の一般番組で1週間ぶりに一部時間帯でのスクランブル配信を再開したが、それでも東北地方太平洋沖地震関連の特別編成が4月12日まで続いたため、通常のノンスクランブル放送の対象番組に加え、ノンスクランブル放送の対象ではないニュース・情報番組についてもすべてがノンスクランブル放送となっていた。)。</ref><ref>東日本大震災発生から1年を迎えた[[長時間特別番組]]「[[明日へ支えあおう]]~震災から1年~」が組まれた日の総放送時間は2012年3月10日は10時間近く、11日はほぼ半日にあたる12時間近くをノンスクランブル放送枠に充てられた(主に被災地からの生中継や関連ドキュメンタリーが中心で、内包されるスポーツ中継と音楽番組は対象外。総放送時間は通常のノンスクランブル放送対象番組も含む)。</ref>となり、NHKワールドTVの'''放送'''同様、無料かつ特殊なチューナー無しで視聴できるようになった<ref>NHKワールドTVの完全英語放送化に伴い、日本語放送の番組がほぼ完全に廃止されたため、それを引き継いだ形としての実施である。番組の大半はNHKワールドTVの放送打ち切り以来半年~1年ぶりの再開となっている。</ref>。これによって、NHKワールド・プレミアムの一部ノンスクランブル化は、在外邦人向けテレビ国際放送の位置付け(特に日本語しか理解できない層にとって)にもなっている。
 
これにより、サービス対象外の日本国内を含め、通常の衛星テレビチューナーによってNHKワールドTVを直接受信していた世帯<ref>インテルサット8、9、10号機のいずれかにパラボラアンテナを向けて受信する。</ref>でも、ノンスクランブル枠ではNHKワールド・プレミアムが視聴可能となった<ref>チャンネルスキャンで「Premium」と表示されていれば受信の証となる。</ref>。