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=== 浣腸の体位 ===
 
[[左側臥位]](左側を下にして横に寝た体位)にして膝を軽く抱える体位を取らせる。小さな子供の場合おしめを変えるときの様な体位でもよい。左側臥位が好ましいのは、腹部に余分な力が入らず、重力を借りて浣腸液が腸内(腸は[[直腸]]の先[[S結腸]]が左に曲がり左脇腹に下降結腸が通る形をしている)に浸透しやすく、また、留まりやすい(効果が十分に現れる前に便意が強くならず我慢しやすい)からである。また、浣腸を施す側にとっても、肛門付近が見やすく適切な措置が出来る体位である。
 
和式便器にしゃがんだような体位や、立った状態でおしりを突き出すような体位は上記理由に反するためあまり好ましくない。また、体位によっては適切な挿入角度がとれなかったり、挿入中の患者の身じろぎなどによって直腸の形状が変化し、腸を傷つける可能性があるため、十分注意する。