「概算要求基準」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
8行目:
概算要求基準は、この概算要求の上限をあらかじめ財務省が設定して各省庁に通知するものであり、英語で'''[[天井]]'''・'''限度'''を意味する「'''[[シーリング]]'''( ceiling )」と称される。この数字は[[経済財政諮問会議]]で議論された上で閣議了解されることで決定される。
 
シーリングは、官庁や族議員の要求を押さえて予算支出を制限する効果があった一方で、シーリングを盾に各省庁ににらみをきかせる財務省への権力集中を批判する声もあった。但し、[[補正予算]]はシーリングの対象に入らず抜け穴となった。
 
[[鳩山由紀夫内閣]]で予算の硬直化につながるとしてシーリングは撤廃されたが、支出予算が膨らんだため過去最高の92兆円超の予算となり、新規国債発行額が過去最高の44兆円となる一因となった。