「費用曲線」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
和三盆 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
和三盆 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
3行目:
平均費用、平均可変費用、限界費用など分析に用いられる費用概念の種類に応じて費用曲線にも総費用曲線(TC)、平均費用曲線(AC)、平均可変費用曲線(AVC)、限界費用曲線(MC)などいくつかの種類がある。また、生産要素の固定性に応じて、長期費用曲線と短期費用曲線の区別がなされることもある。
 
総費用曲線は、収穫([[限界生産力]])が初期に逓増し(=コストが逓減する)、ある地点からは逓減する(=コストが逓増する)([[収穫逓減の法則]])ことに対応し、上に凸、下に凸という右上がりの曲線で、[[三次関数|逆S字]]の形で示される。
 
平均費用曲線は、[[原点]]と総費用曲線上の各点を結んだ直線の傾きで導出されるもので、U字型の曲線で示され、原点を通る直線と費用曲線の接点において平均費用は最少化する。
 
平均可変費用曲線は、[[切片]]と総費用曲線上の各点を結んだ直線の傾きから導出されるもので、U字型の曲線で示され、切片を通る直線と費用曲線の接点において平均可変費用は最少化する。
 
限界収入線(MR)=限界費用曲線のとき(すなわち[[限界利潤]]がゼロのときに)、利潤が最大になり、費用曲線と収入線は接する。企業はこの接点(最適点)を求めて行動する。