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[[画像:Alaska_Pipeline_Closeup_Underneath.jpg|200px|thumb|right|永久凍土上のパイプラインで地中の熱を逃がすヒートパイプ]]
'''ヒートパイプ'''
[[アメリカ航空宇宙局|NASA]]により[[人工衛星]]中の放熱に利用されたのが実用化の始まりである。熱伝導性が高い材質からなるパイプ中に揮発性の液体(作動液
#作動液の蒸発([[潜熱]]の吸収 #作動液の凝縮(潜熱の放出) のサイクルが発生し熱を移動する。 冷却部を加熱部より高い位置に設定することにより、凝縮後の作動液を加熱部に戻すことができるが、パイプ内 == 原理 ==
[[画像:Heat Pipe Mechanism.png|250px|thumb|right|ヒートパイプの原理。図の左側が高温部、右側が冷却部。]]
右の図にヒートパイプの原理を示す。図の左側は高温部、右側は低温部(冷却部)である。
# 高温部内壁で、作動液が熱を吸収して蒸発する。
# 作動液蒸気が空洞を通って低温部に移動する。
# 低温部で冷却された作動液蒸気は凝集して液体に戻り、内壁の'''ウィック'''(毛細管構造の芯)に吸収される。
# 作動液が内壁ウィックを伝わって高温部に戻る。
このように両端に温度差を与えることにより1-4の過程が生じ、ヒートパイプ内で作動液が循環し、高温部から低温部への熱移動が起こる。
{{-}}
== 応用 ==
=== パイプライン ===
米[[アラスカ州]]の[[トランス・アラスカ・パイプライン]]は[[永久凍土]]上に敷設されて
=== 電子機器の冷却 ===
▲[[画像:Heat pipe.jpg|thumb|right|ヒートパイプを使った[[ヒートシンク]]]]
[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]の[[CPU]]等のデバイスの冷却に使用される。また、[[インバータ]]に使用される[[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]]等のパワーデバイスにも使用される。
CPU等のデバイスの冷却に使用する場合、パイプおよび
{{-}}
== 関連項目 ==
* [[CPUの冷却装置]]
* [[地中熱]]
* [[ヒートポンプ]]
{{DEFAULTSORT:ひ
[[Category:熱]]
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[[Category:宇宙機の構成要素]]
[[bg:
[[cs:Heatpipe]]
[[da:Heat-pipe]]
[[de:Wärmerohr]]
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[[fi:Lämpöputki]]
[[fr:Caloduc]]
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[[ru:Тепловая_трубка]]
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[[sv:Heatpipe]]
[[zh:熱導管]]
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