「木村達也」の版間の差分

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体格はライト級が適正だが、同じ階級にいる青木のために自ら減量が必要なジュニアライト級を選択するなど、友人思いな面もある。相方の青木と違い、世渡りの上手いタイプで、鷹村の理不尽な要求を紙一重でかわすことが多い。自分に被害が及ばないように多数派意見に迎合する時が多く「コウモリ野郎」と揶揄されることも。同じ階級の間柴了と[[沢村竜平]]の対戦に際し「潰しあい」とあからさまに喜んだことで両者と対戦経験のある一歩と一時的に冷戦状態になるが「俺たちベテランには数少ないチャンス」と正直に口にするあたり、己の立場を冷静に捉えている発言も目立つ。
 
ボクサーとしては特に優れた資質を持っているわけではないが、冷静に相手を見極めるスマートな頭脳とボクシング眼を持つ[[アウトボクシング|アウトボクサー]]。鴨川ジム屈指のクレバーファイターとの評価があり、[[宮田一郎]]からは「弱点は見当たらない、国内では相当ハイレベルなボクサー」と評されるほど<ref>森川ジョージ「Help!」『はじめの一歩 31』講談社、1996年1月17日、ISBN 4-06-312219-0、45頁。</ref>。知的なボクシングスタイルにもその影響は見られるが、策を弄するあまりに、消極的な試合になることも多い
 
当時の日本ジュニアライト級王者・[[間柴了]]を相手にタイトルマッチに挑戦。ペットの[[アロワナ]]「れーコ」がエサを捕る場面をヒントに開発したドラゴンフィッシュ・ブローを駆使して追い詰めるがあと一歩及ばず、ファイティングポーズをとったまま気を失って敗戦。試合後に記者達の前で引退宣言をするが、ボクシングを忘れられず、周囲の引き止めもあってリングネームを'''木村タツヤ'''に改名してカムバック。後にフィリピンジュニアライト級王者のエレキ・バッテリーと2度対戦し2引き分けに終わり、宿敵となっている。
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一人っ子であり、自宅で花屋を営む両親と3人暮らし。幼少時に父が自分が虐められた相手の親に抗議に行った際に、相手の父親に圧倒されて逆に謝ってしまったことがきっかけで不良になったと木村の父は語っている。後にケンカや家庭内暴力を繰り返し、高校を中退。間柴戦前に敗戦の場合には引退を考えていた際に「花屋の息子が花の名前ぐらい覚えてないと、跡を継げない」と言うなど、稼業を継ぐ意志はある模様。
 
青木同様、[[野球]]に関しては相当な実力者であったようで、特に打者としての素質は元甲子園球児にも全く引けをとらない。しかし何でも思い通りになる世界に面白みを失ったことで青木と共に野球への道をあっさり捨てて不良になった。バイクの運転は下手くそ(一度だけまともに運転している描写がある)。
 
== 得意技 ==
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日本ジュニアライト級タイトルマッチでの間柴戦は、ベストバウト投票の上位になるほど読者の人気が高く、後に『[[はじめの一歩#『はじめの一歩 間柴vs木村 死刑執行』(OVA)|はじめの一歩 間柴vs木村 死刑執行]]』のタイトルでOVAとなった。この作品では本来の主役である幕之内一歩役の[[喜安浩平]]ではなく、木村役の藤原啓治が最初にクレジットされているなど、主役扱いである。
 
不良時代の青木と木村のエピソードは、作者の高校時代の体験談が元になっている<ref>『はじめの一歩 INDEX 01』講談社、2001年9月17日、110頁。</ref>
 
== 脚注 ==