「名鉄3300系電車 (3代)」の版間の差分

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1次車の落成後、3150系の増備は2年半の間なかったが、2007年度に2次車として5本が増備された。同年[[3月]]に落成し、試運転の後、同年[[4月]]より営業運転を開始した。これに伴い7000系の4両編成3本と6両編成1本が廃車された。
 
この増備車では、車内座席のオールロングシート化、座席周囲の手すりの色のピンクからライトブルーパープルへの変更され、塗色範囲も縮小された。手すりについて今後全ての車両で、優先席付近を除いて、完全無塗装になる予定である。扉横の手すりの無塗装化、オーロラビジョンR-STAYの照明が白色LEDに変更された。また、新製時より自動給電装置と[[緊急停止装置|EB装置]]を搭載し、3300系2次車と同様に天井周りにも変化が見られる。座席がオールロングシート化された理由は、ラッシュ時に3300系・3150系が使用された際にいわゆる「積み残し」が多発したためとされている<ref>どこでも通勤通学客、特に短距離乗車の客は扉付近に立ち止まる傾向があるが、[[中京圏|名古屋圏]]、ことに名鉄では2扉車時代の習慣が根強いからか、車内の奥の方へ詰めるというラッシュ時の乗車マナーがよく浸透しておらず特にその傾向が強い(名鉄が緊急のラッシュ対策として扉付近の立ち席スペースを広く取った時期があるのもそのためである)。本系列のセミクロス車の場合は立ち客がクロスシート部分の通路まで入っていかず、そのため車両の実質収容力が低下したために「積み残し」が起きた。</ref>。オールロングシートへの変更により全体定員は各車117名から125名に、座席定員は44名から46名へと増えた。
 
制御装置は3155F・3156Fが三菱製、3157F-3159Fが東芝製である。