「チーズ転がし祭り」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
近年の歴史
編集の要約なし
10行目:
クーパーズヒルから3マイルほど離れた村Shurdingtonには"The Cheese Rollers"(チーズ転がし人)というパブがあるが、この店の名前はチーズ転がし祭りから取られている。
 
会場から最寄りのパブはThe Cross HandsとThe Victoriaで(共にブロックワースにあり)、競技者たちがレース前の景気づけに一杯ひっかけたり、戦略を練ったりするのに使われている。レース後の疲労回復にも。
 
==歴史==
正確な情報を見つけるのは困難だが、この伝統は少なくとも200年以上は続いている。[[ブリタニア]]もしくは[[ペイガニズム]]の時代から続いているとも言われているが、これには証拠がない。年を追うごとに人気が高まっており、世界中から押し寄せた人々が競技に参加し、あるいは単に見物している。<ref>[http://www.bbc.co.uk/gloucestershire/content/articles/2005/05/30/cheese_rolling_2005_feature.shtml Chasing the cheese in 2005] - BBC Gloucestershire news report</ref>
 
2009年には5000人規模の会場に15000人近くの人が集まるまでほどとなり、安全上の懸念から2010年度のイベントは中止された。きちんと組織化され管理された二日間のイベントとして再出発しようという趣旨で発表された2011年の運営方針には、地元の委員会からの要望を受けて、安全の確保、群集整理のためのフェンス設置、そして有料の観客席を設けることが含まれていた。
 
しかし20ポンドの参加費徴収は参加者たちの怒りを買い、運営委員会のメンバーは個人攻撃に晒され、命を脅かす脅迫状まで送られるなどの騒ぎとなった。
27行目:
現在チーズを提供しているのは地元のチーズ製造業者ダイアナ・スマート(Diana Smart)で<ref>[http://www.britishcheese.com/doublegloucester]</ref>、1988年からチーズを提供している。<ref>[http://www.cheese-rolling.co.uk/more_cheese_rolling_facts.htm]</ref>
 
[[第二次世界大戦]]中に配給制が敷かれたため、イベントにチーズを使うことが困難となった。結果として1941年から1954年まで替わりに木製「チーズ」が使用されることとなったが、この木製レプリカの中心の空洞にはチーズのかけらが埋め込まれていた。<!--<ref>[http://www.expressandstar.com/2009/03/26/a-feast-of-festival-fun-in-gloucester/]</ref> -->
 
== 怪我 ==
35行目:
-->
丘の傾斜が激しく表面がでこぼこなため、数名の怪我人が出るのが恒例となっており、怪我の範囲は足首の[[捻挫]]から[[骨折]]、[[脳震盪]]にまで及ぶ。
丘のふもとでは地元の聖ジョン救急機構(グロスター、チェルトナム、ストラウド地方)により救急サービスが提供されている。重力の力途中ふもとで運ばれなかった怪我人がいた場合、ボランティアの救助グループが控えていて下まで運んでくれる。病院での治療が必要とされる怪我人が毎年少なくとも一人、たいていは数人出ることから、会場には数台の救急車が控えている。チーズ転がし祭りはかつて次のように要約されたことがある。「20人の若者がチーズを追いかけて200ヤードの急斜面を転がり落ち、ふもとで救急隊にかき集められて病院に搬送される。」<ref>''[http://www.smh.com.au/travel/return-to-edam-20081113-64eo.html]'' 2008/11/13 シドニーモーニングヘラルド</ref>
 
2005年には救急車が病院から戻ってくるまでレースの開始が遅らされたことがあったが、これは先のレースで出た怪我人を運ぶために全車が出払ってしまったためである。かような状況にもかかわらず、この祭りは近年もっとも人気のあるイベントの一つとなっており、4回のレースでは走りきれないほどの参加者が集まっている。