「点火時期」の版間の差分

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→‎真空式進角装置: 遅角制御について記述
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なお、多くのエンジンではベースタイミングを設定する際には真空進角装置の負圧管を取り外して真空進角装置を停止させた状態で調整を行うように指定されていることが多い。これによって低回転域での点火進角が行われなくなるため、エンジンを回転させながら調整を行う際には低回転域での回転が若干不安定になることもあるので注意が必要である。
 
==== 排出ガス規制下の遅角制御 ====
逆に、真空進角装置と同様の手法で遅角させる事も行われる。[[昭和48年]]に日本で[[自動車排出ガス規制]]の施行が始まった際に、真空進角装置を持たないディストリビューターを装着した車輌に対しては、暫定的な措置として点火時期を数度遅角させる事で[[アイドリング]]時の排ガステストに対応したが、その後[[昭和50年]]の規制強化時には「進角及び遅角制御を自動で行う機構の装着」が義務付けられた為、強い負圧の発生するアイドリング時に限定して点火時期を遅角させる専用のダイヤフラムが、走行時の点火時期制御を行う真空進角装置と併用される形で装着される事になった。
 
== 電子制御式進角装置 ==