「教会旋法」の版間の差分

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'''教会旋法'''(きょうかいせんぽう、[[英語]]:gregorian mode)は、[[グレゴリオ聖歌]]の記述に用いられる[[旋法]]である。
 
教会旋法の体系は[[ビザンティン]]の[[オクトエコス|八調]]に由来するため、実際のグレゴリオ聖歌は教会旋法では分類が困難な場合もある。
 
8~9世紀頃以来、少なくとも16世紀頃まで西洋音楽理論の基礎であったが、機能[[和声]]の発達によって[[長調]]・[[短調]]の組織に取って代わられた。
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* 第七旋法:ミクソリディア旋法
* 第八旋法:ヒポミクソリディア旋法
 
[[File:The eight musical modes.png|600px|thumb|center|8つの教会旋法。 '''f''' は終止音を示す。(Curtis, 1998).]]
そのほか、非公式の、イオニア旋法、エオリア旋法、ロクリア旋法などもを含むこともある。奇数で表される旋法は正格旋法、偶数で表される旋法は変格旋法ともいう。例えば、第二旋法は、ドリアの変格旋法である。それらの違いは、声域の違いである。
 
イ、ロ、ハ音を終始音とする旋法が無いのはオクトエコスの組織にそれが無かったためである。それらは、その後エオリア旋法、ロクリア旋法、イオニア旋法として追加された。
また、各[[旋法]]の名称には、古代ギリシアの旋法と同じものを使用しているが、両者はまったく別物である。よって、現在、欧米では(旋法の関係者の間では)protus(ドリア)、deuterus(フリギア)、tritus(リディア)、tetrardus(ミクソリディア)ということが多い。
そのほか、非公式の、イオニア旋法、エオリア旋法、ロクリア旋法などもを含むこともある。奇数で表される旋法は正格旋法、偶数で表される旋法は変格旋法ともいう。例えば、第二旋法は、ドリアの変格旋法である。それらの違いは、声域の違いである。
 
また、[[旋法]]の名称には、古代ギリシアの旋法と同じものを使用しているが、両者はまったく別物である。よって、現在、欧米また中世の理論書は(旋法も今日関係者の間典礼書は)protus(ドリア)、deuterus(フリも一般にア)、tritus(ディ名は使用されずtetrardus(ミクソリディア)ということが多主に番号を用
== 各旋法の解説 ==
* [http://www.mab.jpn.org/lib/exp/cmodes/char.html MAB音楽資料室 教会旋法]
 
== 現代における教会旋法の利用 ==
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== 関連項目 ==
* [[モード (旋法)]]
 
== 外部リンク ==
* [http://www.mab.jpn.org/lib/exp/cmodes/char.html MAB音楽資料室 教会旋法]
 
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