削除された内容 追加された内容
27行目:
[[1950年代]]から[[1970年代]]にかけてのアメリカン[[ポピュラー音楽|ポップス]]・[[ロック (音楽)|ロック]]に影響を受けた、良質な楽曲を制作し続ける[[音楽家|ミュージシャン]]である。また、日本におけるア・カペラ、[[ドゥーワップ]]のオーソリティの一人であり、自分自身のヴォーカルを多重録音する“1人ア・カペラ”という手法を用いることでも知られている。
 
音楽作りに対して非常に厳格で、独自の制作姿勢から「職人」とも称される。レコーディングの際には、ボーカル・バックコーラスはもちろん、編曲から[[ギター]]、コンピューターの打ち込み、[[シンセサイザー]]、[[パーカッション]]まで1人で手掛けている。[[マルチプレイヤー (音楽)|すべての演奏を一人で行っている]]楽曲もあり、ギタープレイ、特に独特なタイム感の[[16ビート]]カッティングも得意とする<ref>自身の提供曲や[[村田和人]]、[[竹内まりや]]などのプロデュース作品、[[松任谷由美]]の'74~'79の作品、坂本龍一の4作目のソロアルバム『[[音楽図鑑]]』(1984)や[[T-SQUARE]]のリーダー、[[安藤正容|安藤まさひろ]]の2作目のソロアルバム『Melody Go Around』(1990)、[[村上秀一]]と[[近藤房之]]よる[[コラボレーション]]・アルバム『A BIG TRAIN COMING』(2003)など、コーラスワークだけでなく、ギタリスト、その他演奏者として参加している作品も少なくない。ちなみに好きなギタリストとして、[[スティーヴ・クロッパー]]を挙げており、メインに使用しているギターは専ら[[フェンダー・テレキャスター]]である。メイン使用のギターは80年代初めに友人から5万円で譲り受けたホワイトアッシュ・ボディ、ローズウッド指板という仕様のもの。ブラウンにリペイントしており、ストロークの邪魔にならないようにピックアップ・セレクターのツマミは取り外され、弦高も低く調整している。使い始めて1年経った頃から鳴りが良くなり、リペアしながら使い続けているが酷使しても未だにコンディションは変わらず、レコーディングやライブ全てにおいて現役とのこと。フェンダーに依頼して完全なリストア・モデルを作ってもらったが、やはりこれには敵わない、と語っている。「Sparkle」のイントロなど、印象的なカッティングの音は全てこのギターである。
</ref>。こうした背景に加え、自身の作品と妻であるシンガーソングライター、[[竹内まりや]]の作品を交互に制作していることもあり、活動期間に比べると寡作の傾向がある。