「石油コンビナート」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし |
編集の要約なし |
||
14行目:
日本にはコンビナートとされるものは[[石油化学工業協会]]の見解では15箇所(三菱化学の四日市、三井化学の岩国大竹を含む)あるとしている。実際には製油所、[[エチレンプラント]]、誘導品工場の3種類がそろっているコンビナートは13箇所である。
日本の石油コンビナートは、戦後復興がある程度実り、成長を図ろうとしていた日本が「軽工業から重化学工業への転換」を謳っていて、石油コンビナートは設置からその政策の延長線上にあった。日本では当時、一つの企業でコンビナート全体を作るコストに耐える体力がなかったことと、多くの企業が参画できるように政府が企業の調整を行っていた、とされている。そしてこの「複数の企業で一つのコンビナートを形成する」が日本の石油コンビナートのユニークな点であり、現在においては足かせともなっている。
高度経済成長を象徴するものの一つであり、コンビナートの中には[[公害]]で悪名を轟かせたものある。日本のコンビナートはおよそ高度経済成長期にできたものがほとんどである。よって、最近の海外の超大規模コンビナートと比べ見劣り、それが生産量にも反映されている。新たなコンビナートを作り、それで採算ラインまでいけるかどうか、は不透明である。見劣りするという事は生産能力において劣り始めている、という事である。
27行目:
== 日本石油化学コンビナートの岐路における動き ==
誘導品レベルでは
ちなみに[[住友化学]]は、サウジアラビアのラービグにおいて、アラムコ社との合弁会社「ペトロ・ラービグ」を立ち上げ、原油の採掘、精製、化学プラントの一貫生産設備を建設し、その一部が2009年4月9日、稼動を開始した(住友化学の発表より)。石化プラントの使用する原料はエタンである。
34行目:
=== 三井化学と出光興産・千葉 ===
三井化学市原工場と出光興産千葉工場が連携する動きがある。具体的には、出光側から三井側にナフサの供給ができるようにパイプラインを敷設する、というものである。これはRING選定対象事業である。さらに
=== 住友化学と富士石油・千葉 ===
43行目:
=== 三菱化学と旭化成ケミカルズ・水島 ===
== 日本にある主なコンビナートと関わっている企業 ==
|