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'''ストレージエリアネットワーク'''(Storage Area Network,SAN, 「サン」と発音)は、[[ハードディスク]]装置や[[磁気テープ]]装置などの[[補助記憶装置|ストレージ]]と、[[サーバ]]などの[[コンピュータ]]を、[[ファイバチャネル]]などのシリアル[[Small Computer System Interface|SCSI]]プロトコルを用いてネットワーク化したシステムである。膨大な量のデータファイルを保存・活用・一括管理するために使用される。
 
コンピュータネットワークとしては、[[インターネット・プロトコル・スイート|TCP/IP]]を用いた[[インターネット]]や[[Local Area Network|LAN]]が身近であるが、SANは、これらTCP/IPネットワークとは独立に構築される。通常SANは、企業や大学のマシン室内で実現されるものであり、一般の人が目にする機会は少ない
 
==SANの歴史==
ストレージとサーバの間でネットワークを構築する構想は、1995年頃、[[ファイバーチャネル]]の実用化にめどが立った頃から現れ始め、ストレージエリアネットワーク(SAN)の呼び名が定着したのは1998年頃である。この名称は、ローカルエリアネットワーク(LAN)を意識して名付けられた。SANが実用化したのは、対応する製品が出始めた1999年以降のことである。なお、SANを意識して名付けられたストレージ製品として[[ネットワークアタッチトストレージ|NAS]]がある。