「サイス」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m r2.7.1) (ロボットによる 追加: no:Sais |
Orichalcum (会話 | 投稿記録) m 英語版が誤り。ディオドロスの著作に登場するアトランティスはほぼ別物で、洪水云々の話は別で、そもそも洪水云々はプラトンの著作に登場する話。 |
||
24行目:
[[ヘロドトス]]は、サイスに[[オシリス]]の墓があると記している。[[セト]]に殺されたオシリスのバラバラ遺体がサイスのそばにある湖投げ込まれたという<ref>[[ヘロドトス]]、『[[歴史 (ヘロドトス)|歴史]]』第2巻 171.</ref>。
女神[[ネイト (エジプト神話)|ネイト]]が守護神であり、その信仰は第1王朝のころから存在していた<ref name="Shaw"/>。ヘロドトス、プラトン、[[シケリアのディオドロス]]といったギリシア人がネイトを[[アテーナー]]に比定したため、[[アテナイ]]とも関係が深いとされた。
[[プラトン]]の『[[ティマイオス]]』と『[[クリティアス (三十人僭主)|クリティアス]]』では、サイスは[[ソロン]]が[[アトランティス]]に関する話(ギリシアやエジプトを軍事的に侵略していたが、天災によって突然崩壊したこと)をエジプトの神官から聞いた都市とされている。ソロンがエジプトを訪れたのは紀元前590年のことで、プラトンがそれを著作に記したのは紀元前395年ごろ、ソロンのエジプト訪問から200年後のことだった。プラトンによると、アテナイと[[アトランティス]]を破壊したと言われている[[大洪水#ギリシア|大洪水]]の前にアテーナーがサイスを作ったが、その大洪水ではギリシア中の都市が破壊されたが、サイスを含むエジプトの町は生き延びたという。プラトンはまた、[[ファラオ]]である[[イアフメス2世]]の生誕地がサイスだったとしている<ref>[[プラトン]]、『[[ティマイオス]]』</ref>。
[[プルタルコス]]は、エジプトではイシスが[[ミネルウァ]](アテーナー)と同一視されているとし、サイスにあるその神殿には「私はかつてあり、今もあり、これからもある全てである。そして私のヴェールを人間が引き上げたことはない」という碑文があったとしている<ref>Plutarch, ''[http://thriceholy.net/Texts/Isis.html Isis and Osiris]''", ch. 9.</ref>。
|