「アルカリマンガン乾電池」の版間の差分
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日本メーカー製のアルカリ乾電池はほぼマンガン乾電池の上位互換となっており、たいていの用途でマンガン乾電池よりも長寿命を発揮することができる。しかし、その時間は適した用途では5 - 10倍になるが、適さない用途では1.5 - 3倍程度にとどまる。
時計ではマンガン乾電池が適していると前述しているが、近年普及してきた[[電波時計]]では、少数・小型の電池で、時計、受信機、時刻調節機構のすべてを動かす為、アルカリ乾電池の方が適している。但し、カシオの一部の製品(例
従来、マンガン乾電池に対する短所であった自己放電や液漏れの問題はほぼ克服されており、その万能性から、非常用の備蓄には適しているといえる。
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== 電圧 ==
* [[公称電圧]] : 1.5V(円筒形)、9V(角形)
* [[初期電圧]] : 1.6V(円筒形)、9.6V(角形)
* [[終止電圧]] : 約0.8 - 1.0V(円筒形)
== 歴史 ==
[[1959年]]、アメリカのエバレディ・バッテリー(現 [[エナジャイザー|エナジャイザー・ホールディングス]] ([[:en:Energizer Holdings]]))
[[1963年]](昭和38年)、[[日立マクセル]]が 国産として初めてアルカリ乾電池を製造。
== メーカー ==
開発元のエナジャイザー・ホールディングスは現在[[エナジャイザー|Energizer]]などの商品名でアルカリ乾電池を販売している。また[[デュラセル]]
== アルカリ乾電池の充電 ==
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=== 動作 ===
アルカリ乾電池は放電により内部で化学反応が起こる。活物質が尽き化学反応が起こらなくなると電池の寿命である。電池により活物質が異なるため、可逆的な反応と不可逆的な反応の場合がある。多くのアルカリ乾電池の反応は不可逆な反応である(つまり充電できない)
== 充電式アルカリ電池 ==
[[ファイル:Rechargeable alkaline battery.jpg|thumb|充電式アルカリ電池]]
充電式のアルカリ電池の第一世代はカナダのバッテリーテクノロジー社がピュアエナジー (Pure Energy) 社、エンバイロセル (EnviroCell) 社、[[レイオバック]] (Rayovac) 社、そしてグランドセル (Grandcell) 社にライセンスを与えた。後続の特許と進んだ技術が導入された。単3や単2型等や9Vの006P型がある。充電式アルカリ電池は多くのニカド電池やニッケル水素電池が90日で自己放電するのに対して<ref>[[エネループ]]等一部のニッケル水素電池はさらに長期間維持する。</ref>年間に渡って充電を維持する。適切に生産されれば充電式アルカリ電池は環境にやさしいエネルギー保管方法である。
=== 化学組成 ===
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