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: なお、TOS-Link対応機の黎明期に現れたSONY CDP-R1+DAS-R1では、この端子を2組使用してクロックを同期させて[[ジッター]]の発生を抑止する機構を採用していたという事実が示す通り、この端子は単体使用ではクロックのジッターの影響を受けやすいという問題がある。この問題を解決するために[[ST-Link]]と呼ばれるアメリカのAT&T社が開発した特殊なコネクタを使用する機器が、一部の高級機に見られる。
; 同軸デジタル音声端子
: ケーブル・端子にアナログ音声端子と同一形状の[[RCA端子]]を用いる。インピーダンスは[[PCMプロセッサー|最初期のデジタル録音機がアナログビデオデッキを転用してその映像信号記録帯域を利用した]]という歴史的経緯から、アナログ映像端子と同じ75Ωとなっている。コアキシャル(Coaxial : 同軸)とも呼ばれる。プラグはほかと区別可能なようにオレンジ色に塗られている事が多いが、メーカーによっては識別色にブルーを使用した例もあり、必ずしも統一されているわけではない。
: オーディオマニアの間では「光よりも同軸のほうが音が良い」ことが定説化されており、光は普及機向け、同軸は高級機向けという傾向が見られる。これはジッターの発生頻度によることが大きいことが理由とされている。しかし、ジッターの大小を実際に測定して比較してみると、光と同軸ではジッター特性の違いは確かに存在するが、デジタル信号をD/A変換したときにジッターに起因する歪みを定量的に評価するととても人間に検知できるような差は生じない。よって、光よりも同軸のほうが音が良い、という風説は、科学的には心理的バイアスに依存したプラシーボ効果である可能性があるため、この風説に対しては慎重な姿勢が求められる。