「クロスフィンガリング」の版間の差分

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一般にクロスフィンガリングによって出す音は、そうでない音と比べて弱々しく、音程も定まらないので、直接半音を出すことができない楽器で、半音を多用する曲を演奏するのは容易ではない。このため、D管のルネサンス・フルートやフラウト・トラヴェルソの場合、[[五度圏]]の図で D-dur(ニ長調)から遠い調ほど演奏が困難になっていく。同じように、C管のソプラノ・リコーダーは [[ハ長調|C-dur(ハ長調)]]から遠い調ほど、F管のアルト・リコーダーは [[ヘ長調|F-dur(ヘ長調)]]から遠い調ほど演奏しにくくなる。
 
[[ベーム式]]のモダン・フルートには、1[[オクターブ]]の中にある 12個の音を出すためのトーンホールが全て備わっているので、低音域と中音域ではクロスフィンガリングを用いることなく、全ての音を明快に出すことができる。しかし、人間の手には指が 10本しかないため、キーメカニズムによってトーンホールを開閉する関係上、F#4 のように一見クロスフィンガリングのような指使いが必要になる音もあるが、これは音高を下げるために下流のトーンホールを塞いでいるわけではないが、便宜上クロスフィンガリングとはいわない呼ぶこともある
 
== 参考文献 ==