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'''アルス・ノーヴァ'''(Ars nova)は、14世紀のフランスで栄えた[[中世西洋音楽|中世]]後期の音楽様式。1322年頃に[[フィリップ・ド・ヴィトリ]]によって書かれた新しい[[リズム]]の分割法と[[記譜法]]を論じた音楽理論書『''Ars nova notandi'' (新しい記譜法)』にその名が由来する。これに対して、より以前の音楽様式は[[アルス・アンティクア]](Ars antiqua)と称される。
 
[[シンコペーション]]や[[イソリズム]]を用いた高度なリズム技法が発展し、それに伴い記譜法の改良が進んだ。それまでのロンガとブレヴィスという二種の音符に加え、セミブレヴィス、ミニマといった新たな音符が導入され、さらに従来のモドゥス・リズムの三分割法(完全分割)に加え、二分割法(不完全分割)が認められた。
[[ミサ曲]][[モテット]]等の教会音楽作品も少なくはないが、アルス・ノーヴァ音楽は全体的に世俗化の傾向が著しい。
代表的な作曲家として[[ギヨーム・ド・マショー]]が挙げられる。
 
アルス・ノーヴァの末期において技法が極度に複雑化したものは、特に[[アルス・スブティリオル]](Ars(Ars subtilior)subtilior)と呼ばれる。
 
[[Category:中世西洋音楽|あるす のううあ]]