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'''ワッピンガー族'''（Wappinger、'''ワッパニ族'''、Wappaniとも言う）とは[[アメリカ合衆国]][[ニューヨーク]]周辺を領土としていた[[インディアン]]部族である。同州にワッピンガー族から名付いた[[{{仮リンク|ワッピンガー (ニューヨーク州)|en|Wappinger, New York|label=ワッピンガー]]と言う町}}がある。
ワッピンガー族は、[[アルゴンキン語族]]に属しアルゴンキン語族国家を築いていたワッピンガー族は。17世紀まで、約8,000人がアメリカ東部[[ニューイングランド]]の[[ニューヨーク州]]と・[[コネチカット州]]の間[[の{{仮リンク|タコニック山]]|en|Taconic Mountains}}の頂上に東に伸びる[[ブロンクス]]と[[{{仮リンク|レインベック]] (ニューヨーク州)|en|Rhinebeck (village), New York|label=レインベック村}}間の[[ハドソン川]]の東側にで約8,000人が約30の村を築き、[[トウモロコシ]]や・[[カボチャ]]、・[[豆]]などの農作物を栽培し、[[シカ|鹿]]を狩るなどして暮らしていた。また[[モヒカン族]]と[[レナペ|デラウェア族]]と親密に関わっていた。ワッピンガー族（ワッパニ族）の名前の意味は「ワッパン（東）」と「イ（人）」から来ている。
[[1524年]][[フランス]]国王の命を受けた[[イタリア]]人航海士[[ジョバンニ・ダ・ヴェラザッツァーノ]]がニューヨークのハドソン川に到達した時、[[ヨーロッパ]]人として初めてワッピンガー族と遭遇した。[[1609年]]には[[イギリス]]の[[ヘンリー・ハドソン]]も遭遇している。[[1624年]][[オランダ]]人がワッピンガー族が住む、現在の[[マンハッタン島]]に上陸し、植民地[[ニューアムステルダム]]を建設した。最初オランダ人とは良好な関係を築いていたが、しかし[[1639年]]に新しいオランダ人総督がハドソン川下流地域における部族間の抗争を煽ったことから、両者の関係が悪化し、[[1643年]]から[[1645年]]までオランダ人入植者との間で{{仮リンク|キーフ戦争が勃発。|en|Kieft's War}}や[[1655年]]{{仮リンク|ピーチツリー戦争|en|Peach Tree War}}で大勢のワッピンガー族が殺された。その後、生き残った者はも[[天然痘]]などで部族の数は減り死亡し、ワッピンガー族の人口減少によって社会は壊滅的打撃を受けた。[[1730年]]には数百人程度だとなった。19世紀に、残ったそれらの少数は条約で[[ウィスコンシン州]]の土地に住み着いた。現在、ウィスコンシン州やニューヨーク州、ロードアイランド州に少数がコミュニティーを維持している。
==外部リンク==
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